『装丁/南伸坊』1

<『装丁/南伸坊』1>
図書館に予約していた『装丁/南伸坊』という本を、待つこと1週間でゲットしたのです。
南伸坊さんのマンガ『仙人の壷』、絵本『ねこはい』を読んで以来、その多彩なタレントにしびれているのだが・・・装丁に関しても期待できそうでおます♪


【装丁/南伸坊】


南伸坊著、フレ-ベル館、2001年刊

<「BOOK」データベース>より
アレコレ注文つけられるのは大嫌い。「まかしたよ」といわれれば損得ぬきで夢中になる。大好物は注文主が喜んでくれること。「笑える装丁」をめざす、装丁・南伸坊は、まるで落語に出てくる大工の八つぁんみたいである。実作の現場を語る笑える職人ばなしエッセイ。

<読む前の大使寸評>
南伸坊さんのマンガ『仙人の壷』、絵本『ねこはい』を読んで以来、その多彩なタレントにしびれているのだが・・・装丁に関しても期待できそうでおます♪

<図書館予約:(1/13予約、1/20受取)>

rakuten装丁/南伸坊


この本をぱらぱらとめくってみると、南さんが装丁した本のカラー写真が満載で観て楽しい本である。それらの本の2割がたは南さん自身の本であり、宣伝も兼ねたチャッカリした構成になっています。
他人の本では赤瀬川原平を筆頭に、南さんの友人たちばっかりとなっています。

不良中年と老人といえば大使の関心のあるテーマであるが、そのあたりを見てみましょう。
p116~117
<「不良中年」と「老人力」>
 先月書いた赤瀬川原平さんの「老人力」が話題になっていて、週刊誌なんかで「老人力」という新語がチョーリョーバッコする兆しである。
 こっちは版元のしかけなのだが、先日、新宿紀伊国屋で「老人力vs.不良中年」バトルトークっていうイベントがあった。

 老人力の赤瀬川原平さんと、不良中年の嵐山光三郎さんが対決で、アンパイヤがねじめ正一さん、老人介護に私・伸坊がセコンドにつくという顔ぶれで、記念すべき「紀伊国屋セミナー第100回」が、こういうもので開催されてしまった。

 当日は、赤瀬川さんの老人力全開で会場は大爆笑だった。
「エート、宇宙は・・・あのオ、四つの力で出来ています」
 と、これは別に冗談でもなんでもないのだが、赤瀬川さんの風貌と語り口で、早くも「トンデモ旋風」が巻き起こった感じで大笑いになってしまった。

「いやいや、これはホントなんですよ、重力、電磁力、強い力、弱い力・・・。それで、えーと、私の理論は、人間の四つの力ですが・・・これは、身長、体重、強い意志、弱い意思と、この四つになっているわけです」
 というような具合。老人力というのは、この弱い意志を弱いまま強く持つと、こういうことです、とワカッたようなワカンナイような話。

 次に嵐山さんが登場して、
「ゲンペーさんという人は、昔っから、こういうヘンなことを言ってたんですよ。嵐山さん、ボクには分散力というものがああるんですよって言うから、よく聞いてみると、要するに集中力がないって話なの」と、ここでまた大爆笑。しかし、だんだん話を聞いていると、老人力と不良中年というのは、世間の良識や常識をひっくりがえしてるところがすこぶる共通している。

「高齢化社会になると、50歳は『第二の人生』の始まりとなる。体力も若いときにくらべれば劣ってくる」
 あとの残りの人生を好き勝手に生きなきゃもったいない。しかし50歳までつみあげてきた社会経験がオヤジの不良化をさまたげている。
「そんなものは幻影の楼閣だ。早いとこ捨てちまったほうがいい」そうして、不良の先人に学んで立派な不良中年になろうじゃないの、っていう論旨だ。
 老人力というのは、世間の常識である「老はマイナスだ」という考えをズラして、マイナスのままプラス評価するわけで、かなり論旨が重なっている。

 実はその直後、嵐山さんの新刊『不良中年は色っぽい』(朝日新聞社)の装丁を依頼された。私はこの本を、本屋で老人力と並べたい、同じ興味の方向で2冊、同時に買っていただきたい、と強く希望したのだ。その気持ちがデザインに反映した。『不良中年は色っぽい』はトルコ石色に金文字。『老人力』とほとんど同じデザインである。


ウーム 三人そろって、充分立派な不良のようですね。

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