日本列島きらめく生命(ナショナルジオグラフィック2018年9月号)1

<日本列島きらめく生命(ナショナルジオグラフィック2018年9月号)1>
図書館で『日本列島きらめく生命(ナショナルジオグラフィック2018年9月号)』という雑誌を、手にしたのです。
ナショジオの2018年の鳥シリーズをフォローしているので、その一貫として借りたのです。



【日本列島きらめく生命(ナショナルジオグラフィック2018年9月号)】


雑誌、日経ナショナルジオグラフィック社、2018年刊

<商品の説明>より
特集
●日本列島 鳥を旅する:600種を超える鳥に彩られる日本列島。ひとりの写真家を案内役に、鳥をめぐる旅に出た。

●身近な海でつながる生命:すぐそばで人々が暮らす沿岸から海に潜る。そこで出合うのは、懸命に子孫を残す生き物たちだ。

●バスクのクジラ捕り:16世紀、バスク人はクジラを求めて大西洋を越えた。

<読む前の大使寸評>
ナショジオの2018年の鳥シリーズをフォローしているので、その一貫として借りたのです。

amazon日本列島きらめく生命(ナショナルジオグラフィック2018年9月号)

ヨシゴイ

日本列島に飛来する渡り鳥たちを、見てみましょう。
p30~35
<鳥を旅する:大塚成夫>
 ユーラシア大陸に沿うように、南北と東西に細長く伸びる日本列島。この国では、渡り鳥を含めて600種以上の鳥を見ることができる。さまざまな鳥たちに彩られる列島を、1人のガイドとともに旅してみた。

 クルッ、クルルー、クルッ・・・ レンタカーのエンジンを切って外へ出た瞬間、けたたましい声が押し寄せてきた。

 1月上旬のこの日、私は鹿児島市内から車を2時間ほど北西に走らせ、出水市ツル観察センターを訪れた。声の主は、シベリアから来ているツルだ。前年10月中旬に3羽のナベヅルが飛来して以降、マナヅルやクロヅルなども加わり、その数は1万5360羽に達した。1万羽を超えるのは21シーズン連続だという。

「物心ついたときから、冬になるとツルがやって来るのが当たり前でした」と話すのは、出水平野に2ヶ所あるツル保護区の一つ、荒崎保護区でツルの保護監視員を務める時吉秀次さん(68)だ。

 時吉さんは高校を卒業して農家を継いだ頃からツルの保護活動に関わるようになった。「ただの雑用です」と時吉さんは謙遜するが、保護監視員の仕事は生半可な気持ちでできるようなものではない。

 第1陣のツル飛来の確認から始まり、地元の中学生が中心となって行う羽数調査のサポート、毎朝7時から農道沿いに1.2トンの小麦をまく給餌、保護区として借り上げている43ヘクタールの農地の見回り、傷や病気をしたツルの保護など多岐にわたる。時吉さんは11月から翌年3月まで、補助員たちと一緒に仕事を続ける。

時吉さんの監視小屋は一般の見物人が立ち入れない場所があって、その窓からは目隠し用の黒い布が張りめぐらされた保護区の内側が見える。すごい数だ。特に、小麦がまかれた周辺には、おびただしい数のツルが集まっていた。

 濃い灰色の胴体と白い首や頭、赤い頭頂が特徴のナベヅルが圧倒的に多いが、頭と首の後ろが白く、胴体が濃淡の灰色、顔が赤いマナヅルも見える。

 私が出水に来たのは、ある写真家に誘われてのことだ。その名は下村兼史。大正末から昭和にかけて、野鳥の写真を数多く撮影した、わが国における鳥類写真のパイオニアだ。出水は昔からツルの飛来地として有名で、下村は撮影のために、昭和初めにここを訪れている。鳥を近くから撮るため、身を隠す円錐形の小屋を竹や藁で急ごしらえし、そこにカメラを2台据えて待ったという。

 下村が見た越冬地の光景は、私が目にしたものとはかなり違っていたはずだ。最大の違いはツルの数だろう。下村が1929年2月に観察して確認できたのは「ナベヅル約400羽、マナヅル7・80羽、クロツル1羽」だったという。計測方法が違うので、単純に比較することはできないが、その差は歴然としている。
(中略)

 下村が出水を訪れた当時、ナベヅルやマナヅルは西日本を中心に多くの場所で越冬していた。しかし、昭和30年代から進んだ農地の土地改良で、そこにすむ生物量が減少。また土地改良などでツルの越冬に適した土地が減っていく。1952(昭和27)年に「鹿児島県のツルおよびその飛来地」として国の特別天然記念物に指定されていた出水では、ツルを保護する取り組みが進んでいたため、行き場を失ったツルが集まるようになったと考えられる。

「世界中に生息するナベヅルの8~9割、マナヅルの約半分がここで越冬しています。これだけ集中するのは危険です」と原口さんは話す。

この本もナショジオの鳥シリーズに収めておきます。

『日本列島きらめく生命(ナショナルジオグラフィック2018年9月号)』1:日本列島に飛来する渡り鳥

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