『宮沢賢治フィールドノート』1

<『宮沢賢治フィールドノート』1>
図書館で『宮沢賢治フィールドノート』という本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくると写真や地図が満載で・・・・
ビジュアルなところが、ええでぇ♪



【宮沢賢治フィールドノート】


林由紀夫著、集英社、1996年刊

<「MARC」データベース>より
賢治さんの道を歩いてみませんか? アウトドアの先駆者から学ぶイーハトヴ低山徘徊。「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など作品の舞台をコース・ガイド。詳細地図、写真、キャンプ場情報など満載。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると写真や地図が満載で・・・・
ビジュアルなところが、ええでぇ♪

amazon宮沢賢治フィールドノート


C・W・ニコルさん×林さんの対談を、見てみましょう。
p90~91
<賢治さんは、やっぱりフィールドワーカーだった>
林:賢治さんの作品の翻訳には7年間おかけになったんですか? ひとつの物語に半年、それで14の物語があるから7年とか。その辺からおうかがいしようかな。

ニコル:そうね。賢治の作品に触れるようになったきっかけは、詩人の谷川雁さんとの長い付き合いがあったからです。僕は1970年にエチオピアから帰ってきて、東京イングリッシュセンターで翻訳という仕事を通じて子供の本作りをしていたんです。

 谷川雁さんもそこにいたのですが、彼は辞めたんです。そこから僕も本格的に小説を書こうと思っていましたから、雁さんの住む黒姫へ2ヶ月ごとに通いました。最初に1年かけて子供が読める『古事記』の翻訳をしました。そして雁さんが「ニック、イヌイットの動物の話を書け」と言うので、僕は英語で書き、雁さんがそれを日本語に訳した。

 雁さんは「じゃあ、これからお前は本当の仕事をやらなくちゃいけない」と言ったんです。それが宮沢賢治作品の翻訳だった。でも僕は、賢治のこと聞いたこともなければ、読んだこともなかったんです。

林:そうだったんですか。「本当の仕事」・・・賢治にたどり着くまで雁さんもニコルさんに試練を与えたんですね。賢治さんとの初めての出会いはどうでしたか? 自分で読んだんですか?

ニコル:1980年の秋、作品を雁さんが読んでくれたんです。それで僕は目からうろこが落ちたね。それまで日本人はヒューモア(ユーモア)の感覚があることは知っていたけれど、イギリス人が一番すぐれたヒューモアだと思っているノンセンス(ナンセンス)な感覚はまったくないと思っていた。

林:それが賢治さんの作品にはあったと。賢治さんの言葉は独特で理想郷イーハトブ語を作っているくらいですから、日本人でも冗談の通じない人には難解な言葉もありますよ。驚いたでしょう。

ニコル:翻訳を進めていくと、例えば東北の言葉が出てきますね。英語に訳すときこの言葉をどうすればいいか? イギリスの北のほうに当てはめるか?どうするか迷いました。そこで、まったく新しい方言を創るしかないと。

林:新しい英語を創った。驚いたな、それって、まさに賢治さん的発想ですね。

ニコル:雁さんと一緒にね。それでひとつのストーリー、『どんぐりと山猫』だけでも6ヶ月。午後の2時から夕方6時まで、毎日ね。日曜日だけは休み。それが彼といっしょの時間。

林:ところで『どんぐりと山猫』を訳した時は、早池峰山へは行かれたんですか?

ニコル:いや、3、4冊がすでに出来上がり、それを清六さんが納得して招待が来るまでは行かないよって雁さんが言ってたから、その時は行っていないんです。それで実際に見ていなかったので、翻訳する時には写真とか、ドキュメンタリーとかを参考にしました。行ったのはその後、3年くらいたってから。作品に出てくる自然は僕の住んでいる黒姫に似ているところも多いから、何かわからないときには、どこかあるいて確かめてみた。
(中略)

林:まあ、黒姫のニコルさんの住んでいる山々の風景にも、実際に賢治さんの作品にある原風景みたいなものがあったわけですか。

ニコル:うん、そう。


おお ニコルさんが黒姫山に住むようになったのは、谷川雁さんとの付き合いがあったからなのか。

ネットで「アファンの森」を見つけたので、見てみましょう。

アファンの森より


<アファンの森が生まれるまで>
世界中の自然を観てきたC.W.ニコル。
北には流氷、南にはサンゴ礁と、世界でもっとも生物の多様性に富んだ風土を持つ国は、日本だと言います。

そこに住む人々は、自然を愛する繊細な文化を持っていましたが、残念なことに、高度経済成長期以降、経済の発展のためにその自然の素晴らしさに背を向けるようになります。樹齢400年以上のナラ、ブナ、トチなどの大木が一瞬にして切り倒され、スギやカラマツの人工林になってしまいました。

人間の都合のいいようにつくりかえられてしまった森は、野生動植物を育んだり、水をきれいにしたり、土をつくったりす森本来の力を失っていきました。




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