『コピペと捏造』2

<『コピペと捏造』2>
図書館で『コピペと捏造』という本を、手にしたのです。
どこまでコピペは許されるのか?、どうしたらパクリになるのか?・・・
わりと気になるので、この本を借りたのです。


【コピペと捏造】


時実象一著、樹村房、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
【目次】
序 どこまで許されるのか(パクリと創造の境界/パクリとパロディ、オマージュの違い ほか)/第1部 あらゆる分野にはびこるコピペとパクリ(歴史上に見られる盗用/小説に見られる盗用のパターン ほか)/第2部 バレないと困るパロディの世界(裁判になったパロディ事件/贋作もあるデザインのパロディ ほか)/第3部 怪しい捏造と改竄(結論ありきのテレビの捏造/ドキュメンタリーの捏造と真実の境界 ほか)/おわりに 厳しいだけではない寛容さを求めて(病理としてのコピペと捏造/むずかしいノンフィクションにおける判断 ほか)

<読む前の大使寸評>
どこまでコピペは許されるのか?、どうしたらパクリになるのか?・・・
わりと気になるので、この本を借りたのです。

rakutenコピペと捏造


第2部「バレないと困るパロディの世界」の冒頭がええでぇ。

<ツイッターに、>p116
 これ2chでみつけたけど、なるほどなと思いました。

 ・バレて困るのがパクリ
 ・バレると嬉しいのがオマージュ
 ・バレないと困るのがパロディー

 と書かれていました。
 このように、オマージュとパロディは、見た人が元ネタを知っていることが前提になります。その元ネタを賞讃するのがオマ-ジュで、こき下ろしたり馬鹿にするのがパロディーということもできます。したがって、パロディは元ネタの作者から攻撃される危険はいつも持っています。

訴訟和解前のデザイン

面白いパロディを一つ見てみましょう。

<「面白い恋人」事件>p133~134
 「白い恋人」はロイズのチョコレートとならんで札幌・新千歳空港の代表的なお土産品です。ラングドシャークッキーでホワイトチョコレートを挟んだお菓子です。製造は1947年創業の石屋製菓で、1976年に発売開始、売上は年80億に上ります。

 「白い恋人」という商品名についてですが、1968年フランス・グルノーブル冬季オリンピックの記録映画『白い恋人たち』を意識したことは間違いないようです。参考とした記事には、「取材協力 石屋製菓」と明記してあります。

 さて大阪には「パチもん」ということばがあります。朝日新聞の記事(2011.1.12)によると、「もとは時計や指輪のニセモノをさす隠語」でつぎはぎを意味する「パッチ物」から始まったとのことです。この記事は見え見えに偽物とわかるものを持ち歩く「反骨精神」をテーマとしていますが、ここで「かなりウケる」と紹介されているのが「面白い恋人」というお菓子です。

 これは数多くの人気タレントを有する吉本興業が大阪周辺で売り出したお土産品で、当初からパロディとして、デザインも似せてありました。元祖「白い恋人」の絵柄は山であるのに対し、「面白い恋人」は大阪城になっていますが、リボンの配置や縁のデザインなどよく似ています。

 2011年11月に、石屋製菓が吉本興業を商標権の侵害と不正競争であるとして販売の差し止めを求めて提訴しました。この裁判は2013年2月に、「面白い恋人」の箱のデザインをを若干変更し、販売地域を関西に限ることで和解しました。したがって裁判所の判断はありません。

 この事件について、北海道大学法学研究科教授田村善之は、商標的には「観念を異にして」おり、また「白い恋人」の市場に悪影響を与えたとはいえないので不正競争にもあたらないのではないか、と述べています。ただし「白い恋人」側としては、今後類似品が続々出てくる恐れを考えれば、勝てなくとも提訴するしかなかったかもしれません。


『コピペと捏造』1

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