『火星で生きる』2

<『火星で生きる』2>
図書館で『火星で生きる』という本を手にしたのです。
表紙にTED Booksとシリーズ名が見えるとおり、いかにもアメリカの本でんな。
…と、言いつつも借りた反米の大使でおます。



【火星で生きる】


スティーブン・ペトラネック著、朝日出版社、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
 2027年、流線形の宇宙船が火星に降りていくーいまや問題は火星に「行く」ことから、そこでどう「暮らす」かへと移った。
 イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、マーズワンといった民間プレーヤーが宇宙をめぐって激しく開発競争を展開するなか、新型ロケットやテラフォーミング技術など、火星移住に向けた準備は着々と進んでいる。駆り立てるのは地球の危機と人類の探求心。数々の科学誌編集長を歴任したジャーナリストが、宇宙開発史から環境的・経済的な実現可能性まで、「最後のフロンティア」火星の先にある人類の未来を活写する。

<読む前の大使寸評>
表紙にTED Booksとシリーズ名が見えるとおり、いかにもアメリカの本でんな。
…と、言いつつも借りた反米の大使でおます。

rakuten火星で生きる



夢の続きを、見てみましょう。

<イントロダクション 夢>p13~15
 この開拓者たちが始めた大旅行は、ずっと先の未来にまで影響を与えることだろう。ロケット用の宇宙空港を行き来する、宇宙飛行が当たり前の社会が実現する。低重力の惑星からの打ち上げが容易になり、そこから太陽系外縁部への宇宙飛行も可能になるはずだ。
 近い将来、火星に着陸するロケットが持つ意義は、未知の世界への第一歩というだけに留まらない。それは、人類の安全保障策そのものなのだ。現実問題として、地球上で人類が行き続けられなくなる原因はいろいろある。環境破壊を食い止められないかもしれないし、核戦争が勃発するかもしれない。

 たったひとつの小惑星と衝突するだけで生命の大半が消滅しうるし、最後には太陽が膨張して地球を飲み込んでしまう。そうなる前に、私たちは宇宙を飛びまわる種へと姿を変え、他の惑星のみならず、最終的には他の恒星系でも生きていけるようにする必要に迫られている。

 移住に挑む最初の人類は、種としての存続をかけた望みの綱なのである。はじめは小規模だった基地が成長してコロニーを形成し、やがて住民は新たな種に変貌して瞬く間に生息地を広げるかもしれない。彼らを火星へと運んだロケット製造会社はさらに数百機のロケットを建造中で、人類存続のため数十年以内に居住者を5万人にするのが目標だ。地球に残った私たちが滅亡したとしても、彼らが人類の英知と達成とを受け継いでくれるだろう。

 実のところ、少なくとも30年前からずっと、火星に到達することは可能だった。アポロ11号による人類初の月面着陸、その10年ほどあとに初の火星着陸、という展開は充分にありえることだった。そのために必用な技術のほとんどは、かなり前から知られていた。私たちがそのチャンスをなかなかものにできなかったというだけなのだ。

 その失敗の裏にある事情は知っておいてもいい。あるアメリカ大統領のたったひとつの決定が、その後の宇宙旅行の伸展を数十年にもわたって阻害していたこと。それがなければ、地球人の意欲は2世代にわたってかき立てられ、夢を現実にする人類の力が存分に発揮されていたかもしれないこと。約50年前、私たちはすでに、太陽系の中へ、そしてさらにその先へと進出する力を手にしていたのだ。


『火星で生きる』1



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