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zoom RSS 『日本男児』1

<<   作成日時 : 2018/08/10 16:52   >>

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<『日本男児』1>
図書館で『日本男児』という新書を、手にしたのです。
この本は『オール読物』の不定期連載「頭からウロコ」を編集したもののようです。
さて、どれだけウロコが落ちるやら。


【日本男児】


赤瀬川原平著、新潮社、2007年刊

<「BOOK」データベース>より
データなし

<読む前の大使寸評>
この本は『オール読物』の不定期連載「頭からウロコ」を編集したもののようです。
さて、どれだけウロコが落ちるやら。

amazon日本男児



発泡酒が登場して以来、純正ラガービールの味を忘れた大使であるが、赤瀬川さんのビール談義を見てみましょう。
p70〜74
<揺れ動くビール>
 食べ物や飲み物には偏見がある。昔は焼酎なんてガード下で労働者の飲む安酒だといってばかにされていた。安いのは確かだったが、それが何年か前の健康ブームの辺りから急になくなり、いまでは会社社長も高級料亭で焼酎の水割りとかお湯割りとかを飲んでいる。

 日本酒は明くる日に残る、焼酎の方が健康にいい、という理由で焼酎への偏見が蒸発したのだ。健康は神様である。焼酎会社には有難いことだ。

 日本酒か焼酎かは体質にもよるもので、ぼくは和食には日本酒を少量というのがいい。いい日本酒は本当に「美味しいなあ」と思う。焼酎の場合は十年くらいの古酒になると美味しいとも思うが、ふつうに焼酎の水割りとか飲んで「美味しいなあ」と思わず口をついて出る、ということはまずない。

 どうも焼酎は酔うためのビジネス、という感じがしてならない。若い頃はそれも必用だったが、歳をとると、少量でいいから味わいたい、となってくる。少量だから明くる日に残るという懸念もない。

 それに日本酒が明くる日に残るというのは、高度成長期の、ブドウ糖を入れたりしながら粗製乱造していたころのことで、その時のイメージのツケが回ってきている。

 まあ体質によるもので、ぼくは日本酒、ワイン、ビールという醸造酒系を美味しく感じて、焼酎やウィスキーの蒸留酒系は、物によって飲みやすいとは思っても、美味しいという積極性は出てこない。
(中略)

 ビールはもちろん好きである。日常いちばん飲む酒類はビールだ。
 飲み物の善し悪しは不思議なもので、食べ物なら口の中で噛むから味が綿密にわかるい、固さや歯ごたえなども評価できる。でも飲み物は通過するだけのもので、そこでの味の良し悪しはわかりにくい。とはいえ通過する一瞬のプロセスが余韻として残る。感覚を追いかけて頭が参加できるのは、余韻だけだ。オリンピックの体操競技みたいなもので、絶対の記録が残らない。飲み物は追憶である。頭にとっては。

 もともと保存のきく瓶ビールや缶ビールは、腐敗を防ぐために熱処理されていた。一方ビアホールで飲むのは熱処理されない作りたての生ビールだから、フレッシュでうあい。はっきりそうわかるかといわれると自信がないが、頭ははっきりそう思っていた。それにやはり「さあ飲むぞ」という攻めのビール感に満ちあふれたビアホールで、ジョッキに盛り上がるクリーミーな泡とともにぐいーんと飲む生ビールは、どうしてもうまい。

 ビールに限らず、飲む雰囲気は飲み物の味を大きく左右する。場所や器や料理やその他、つまりスタジアムを埋め尽くした観衆の力が試合の流れを大きく左右する。

 その生ビールが、技術の向上で瓶詰めできるようになった。熱処理しないミクロフィルターによるSントリーの純生あたりが最初だと思うが、その後各社でびん生とか本生とかいろんな名称で出揃っている。

 居酒屋などで瓶ビールをどれか選べるとなると、やはり生にしたい。本当に違いがわかるかと問い詰められたら自信はないが、でも冷えた味が身上のビールだから熱処理はしない方が美味しいはずである。

ウン 「飲み物は追憶」なのか・・・芸術家のコメントは違うなあ♪

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