『お江戸風流さんぽ道』2

<『お江戸風流さんぽ道』2>
図書館で『お江戸風流さんぽ道』という文庫本を手にしたのです。
上方志向の強い大使であるが・・・
杉浦日向子さんのお江戸はけっこう、お気に入りでこれまで数冊の本を読んでいるわけです。
こんな杉浦版「江戸入門書」があったので、即、借りたわけでおます。



【お江戸風流さんぽ道】


杉浦日向子著、小学館、2005年刊

<「BOOK」データベース>より
粋(すい)の上方、粋(いき)の江戸。吸ったら吐き出す江戸の「いき」。情もお金も溜め込まない気っ風のよさを身上に、即席グルメに、江戸前ファッション、長屋暮らしに、色に恋。江戸の庶民の息づかいを生き生きと今に伝える江戸案内。初詣でに始まり、桜見、川遊び、花火大会、大相撲見物などの行事や娯楽、洒落を駆使した言葉遊び、そして日々の生活や町の様子を概説する第一部「ごくらく江戸暮らし」。浮世絵や古地図を参照しながら四回にわたって行われた“講義録”を収録した第二部「ぶらり江戸学」。面白さも二倍の、杉浦版「江戸入門書」。

<読む前の大使寸評>
上方志向の強い大使であるが・・・
杉浦日向子さんのお江戸はけっこう、お気に入りでこれまで数冊の本を読んでいるわけです。
こんな杉浦版「江戸入門書」があったので、即、借りたわけでおます。

rakutenお江戸風流さんぽ道

ホトトギス

p38~42
<五 物見>
 百万都市お江戸も、一足のばせば自然がいっぱい。
 郊外の野や川、磯へとくり出し、親しい人たちと自然に囲まれ、
 旬の味覚を堪能するのが江戸っ子の四季折々の行楽です。
 日常からちょっとだけ離れる遠足は、
 町暮らしのリフレッシュには欠かせません。

■梅、桜、桃から潮干狩り、春の行楽は盛りだくさん
 江戸は超人口過密地帯です。窮屈さでいえば、東京を上まわるかもしれません。ですから、ふらり出かける近郊への日帰り旅行は、何よりの行楽でした。江戸の近郊は、清らかな水や豊かな緑に包まれており、四季折々の行楽を楽しむことができました。
(中略)

■目には青葉、山杜鵑、初鰹
 初夏に欠かせない江戸の風物といえば、「目には青葉、山杜鵑、初鰹」です。この三つが揃わなければ、夏が来た気がしません。何でも一番乗りが好きな江戸っ子は、夏を誰よりも早く感じようと、腕まくりをするわけです。

 まず「目には青葉」。視界がひらけた品川や洲崎の海辺や、飛鳥山、道灌山など、郊外で新緑を満喫。これは比較的簡単ですね。

 次に「山杜鵑」。正式には山からおりてくる杜鵑を見聞きすることですが、もっと広く解釈して、杜鵑の夜鳴きや空高く舞い上がる雲雀の鳴き声を聴きました。バードウォッチングは1年中盛んでしたが、夏は、この二つの鳥に限定されます。

 そして仕上げは「初鰹」を頬張ること。これが、江戸ではとんでもない値段で売られます。江戸の下級士族が、1年3両強で暮らした時代に、初鰹1本に2両の値がつきました。その初鰹が江戸中でたったの十数本しか出まわらない年もある。

 お金持ちしかかえないのかというと、さにあらず。江戸の大店は財布のヒモが固く、初物などありがたがらず、目もくれません。有名料理屋以外で買うのは庶民です。それも日銭で暮らしている、威勢のいい職人衆。魚売りもちゃんと承知で、一目散に職人の長屋を流します。

 一人で1本買いあげて大盤振る舞いといきたいところですが、手に余れば共同購入して初物の贅を味わいました。


『お江戸風流さんぽ道』1

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