『かぐや姫はいやな女』2

<『かぐや姫はいやな女』2>
図書館で『かぐや姫はいやな女』という本を、手にしたのです。
シーナがエンタメ系SFの能力を遺憾なく発揮した本になっておるようです♪
・・・さすがにプロはちがうぜ。


【かぐや姫はいやな女】


椎名誠著、新潮社、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
なぜ、かぐや姫はあんなに高慢で、饅頭はそんなに怖かったのか?オトギ噺に憤怒し、波を眺めて酒を呑み、旅を語ってトイレを憂う、哄笑と懐旧のエッセイ集。

<読む前の大使寸評>
シーナがエンタメ系SFの能力を遺憾なく発揮した本になっておるようです♪
・・・さすがにプロはちがうぜ。

rakutenかぐや姫はいやな女

楼蘭楼蘭

シルクロードに魅せられている大使であるが、シーナの探検記を見てみましょう。
p145~146
<タクラマカン砂漠の探検>
 いままでで一番刺激的かつ苦しかったのはタクラマカン砂漠への旅っだった。
 これは「日中共同楼蘭探検隊」という正式名称のついた百人規模の1ヵ月にわたる本当の探検隊だった。探検隊にウソとかホントとかあるのか、と聞かれると困るが、30年ぐらい前からぼくは十人ほどの友達と主に日本の離島に行ってキャンプし、焚き火してサケをのんで帰ってくる、という旅をよくやっておりそのアホバカ行状記を本などに書いていた。その集団を「怪しい探検隊」と呼んでいたのだ。

 「正しい探検隊」はまったくルートのない砂漠の中をロプノールをめざしてひたすら進んでいくという日々で、毎日が砂とのタタカイだった。むかしはラクダの隊列で行っていたがいまは四輪駆動や六輪駆動の大型トラックで行く。

 砂漠に入ると十日目ぐらいから砂の起伏の連続になり、それを乗り越えていく。畑の畝々のひとつの高さが3~5メートルぐらいになっている、と想像していただきたい。それがずっと続く。ぼくはこのときの探検記でその様子を「砂の海」と書いたが、まさに砂の大波にむかって進んでいくかんじだった。

 当然スタックが連続するが、最初の数台が突破すると圧縮された砂の谷の道みたいなものになり、あとは楽になる。といってもクルマに乗っている者はまさしく洗濯機の中のパンツ状態になっていてシートベルトをしていても全身が振り回される。シートベルトが体をしめつけるときがあり、むしろ外してクルマのどこかをしっかり握っているほうが楽だったりするので、地形を見ながら自分の体勢を判断するようになる。そういうのが何日も続く。

 クルマで行くなら楽ではないか、と当初は思ったがたぶんラクダのほうが乗っている者は楽だろうなあ、ということを実感した。それ以前に短い期間だったがゴビ砂漠をラクダで行ったことがあり、慣れてしまうと砂漠の旅はラクダの速度でゆっくり行ったほうが楽なのだということを知っていた。ただしとてつもない時間がかかる。ヘディンの探検記などを読むと1年間がひとつの探検期間の単位になっていたりする。

 砂漠は地形によって砂の性質が変わってくる。一番嫌なのはパウダーのようになった細かい砂だ。これは密閉している筈のクルマの中にもじゃんじゃん入ってくる。

 6輪トラックなどはエンジンにも入ってくるらしく、それによるトラブルがおきると修理のために半日ぐらい全隊列の停滞になる。3台の6輪トラックには水や食料を積んでいるので常に同行してもらわないと困るのだ。

この探検の詳細が『砂の海』6に載っています。

『かぐや姫はいやな女』1

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