『ウニはすごい バッタもすごい』2

<『ウニはすごい バッタもすごい』2>
図書館に予約していた『ウニはすごい バッタもすごい』という本を、待つこと5ヶ月でゲットしたのです。
本川さんの著書の素晴らしさは、前著『ゾウの時間 ネズミの時間』で、よく覚えていました♪



【ウニはすごい バッタもすごい】
ウニ

本川達雄著、中央公論新社 、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
ハチは、硬軟自在の「クチクラ」という素材をバネにして、一秒間に数百回も羽ばたくことができる。アサリは天敵から攻撃を受けると、通常の筋肉より25倍も強い力を何時間でも出し続けられる「キャッチ筋」を使って殻を閉ざすー。いきものの体のつくりは、かたちも大きさも千差万別。バッタの跳躍、クラゲの毒針、ウシの反芻など、進化の過程で姿を変え、武器を身につけたいきものたちの、巧みな生存戦略に迫る。

<読む前の大使寸評>
本川さんの著書の素晴らしさは、前著『ゾウの時間 ネズミの時間』で、よく覚えていました♪

<図書館予約:(8/20予約、1/14受取)>

rakutenウニはすごい バッタもすごい 



「第2章 昆虫大成功の秘密」から昆虫と水の関係を、見てみましょう。
p69~71
<4 体のサイズ> 
 生物はもともと海で生まれた。30億年以上海だけで生活していたのであり、陸へあがったのはわずか4億5千万年以降。それもきわめて限られた仲間だけが上陸に成功したにすぎない。その限られた仲間の一つが昆虫なのである。

 陸に上がるのは簡単なことではなかった。最大の困難が水の調達。生物の体は重量にして6~8割が水なのであり、細胞の中身は85%が水。そんなじゃぼじゃぼの水環境の中で化学反応が起き、その化学反応によって生命が維持されている。水がなければ化学反応が進まず、生きてはいけないのである。他の天体に地球型の生命がいるかを判断する際、まず液体としての水があるかを調べるのはこのためである。

 地球は水の星であり、海という水だらけの環境で生命が発生したのだが、だからこそ生物の体は細胞の中もそれを浸している体液も水だらけまのであり、そういう体のつくりを、陸に上がった後も、昆虫もわれわれも保ち続けている。生物は水に住もうが陸に住もうが、水っぽいものなのである。

 水の入手は、海に留まっている間は問題にならなかったのだが、陸に上がったら大問題。たとえ水の入手に成功しても、その後も大変で、まわりの空気は乾燥しているから、体からどんどん水は蒸発していき、すぐに干からびてしまう。干からびてしまったら生体の化学反応は進まず、生きていけない。

 乾燥は、とくに体の小さいもので問題になる。昆虫という体の小さなものでも陸に住めるようにしたのが昆虫の外骨格だった。水を通さないワックス層を表面にもっており、体を撥水性の材料ですっぽりと覆って水が体から逃げていきにくくしている。クチクラの外骨格により、昆虫は節水型の体をつくることができた。

 昆虫以外の体の小さなもので、陸上で活躍している動物といえば、マイマイなどの軟体動物がある。これも殻で体を覆っている動物である。ただしマイマイが活動する際には殻の外に体の多くの部分を出すために乾燥しやすく、そのため、湿度の高い時にしか活動できない。腫れて乾燥した日には殻の中に入って蓋をして閉じこもっている。

 というわけで、陸上の乾燥した状態でも活発に活動できる体の小さな動物は昆虫以外にいない。爬虫類、鳥類、哺乳類も陸で成功しているが、これらは体の大きな仲間である。昆虫は体の小ささを克服して陸の王者になった。その成功の鍵を握っていたのがクチクラの骨格である。

ウーム 大昔に、生物が海から陸に上がったが・・・
簡単なことではなかったことが、よーく分かりました♪

『ウニはすごい バッタもすごい』1

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