『ウニはすごい バッタもすごい』1

<『ウニはすごい バッタもすごい』1>
図書館に予約していた『ウニはすごい バッタもすごい』という本を、待つこと5ヶ月でゲットしたのです。
本川さんの著書の素晴らしさは、前著『ゾウの時間 ネズミの時間』で、よく覚えていました♪



【ウニはすごい バッタもすごい】
ウニ

本川達雄著、中央公論新社 、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
ハチは、硬軟自在の「クチクラ」という素材をバネにして、一秒間に数百回も羽ばたくことができる。アサリは天敵から攻撃を受けると、通常の筋肉より25倍も強い力を何時間でも出し続けられる「キャッチ筋」を使って殻を閉ざすー。いきものの体のつくりは、かたちも大きさも千差万別。バッタの跳躍、クラゲの毒針、ウシの反芻など、進化の過程で姿を変え、武器を身につけたいきものたちの、巧みな生存戦略に迫る。

<読む前の大使寸評>
本川さんの著書の素晴らしさは、前著『ゾウの時間 ネズミの時間』で、よく覚えていました♪

<図書館予約:(8/20予約、1/14受取)>

rakutenウニはすごい バッタもすごい 



「第2章 昆虫大成功の秘密」から昆虫の骨格を、見てみましょう。
p34~35
<キチン質の外骨格> 
 昆虫成功の鍵となる性質を考えていきたい。まず特筆すべき昆虫の骨格。これがきわめつきの優れものなのである。骨格とは、力が加わっても体がへしゃげないように形や姿勢を保つ堅固な構造物のこと。
(中略)
■無機質の骨格と有機質の骨格 
 骨格を、それがつくられている材料で分類すると、おもに無機物でできているものと、有機物でできているものとに分けられる。代表的な無機物は炭酸カルシウムで、サンゴの骨格や貝殻がこれ。海水中にはカルシウムが大量に溶けており、また、空気中の炭酸ガスも海水に溶け込んでいるため、炭酸カルシウムの原料はふんだんにある。

 だからちょっと条件を整えてやれば炭酸カルシウムが簡単に沈殿し、すばやく安価に骨格がつくれるという大きな利点がある。しかし重くてもろいという欠点をもち、また、いったんつくってしまうと壊しにくい。

 われわれ脊椎動物の場合は、同じくカルシウムを用いているがリン酸カルシウムの骨格である。この骨格には、いったんつくった後でも、簡単にそれを溶かして形を手直しできるという長所がある。われわれの骨は日々、力のかかる場所は太く、かからない場所は細くと、手直しを繰り返している。こうして必用な場所を強くし、不必要なところを削って無駄な重さを減らしている。これは大きな利点であるが、リンの入手はカルシウムほど簡単ではないため、つくるのにコストがかかる。

 有機物でできている骨格の代表格が昆虫のクチクラ。これは多糖類やタンパク質という複雑な分子でできており、そんなものを合成してつくるのだから制作費は当然高くつく。ただし高いだけのことはあり、軽量かつ丈夫できわめて高機能なものに仕上がっている。そういう高機能材料を用いるかげで、あれほど細い脚をつくってもへにゃへにゃせず折れもせず、強く、それでいて軽い。だからこそ脚を軽やかに振り動かしてすばやく走ることができるのである。


昆虫のクチクラについては、本川さんの前著『ゾウの時間 ネズミの時間』2でも。述べられています。

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