みみずくは黄昏に飛びたつ

<みみずくは黄昏に飛びたつ>
この本は図書館予約して、(予想外に早く)約3ヵ月後にゲットしたわけだが…
発売後ただちに予約したことと、神戸市が副本を6冊買ってくれたおかげでしょうね♪


【みみずくは黄昏に飛びたつ】
川上

川上未映子×村上春樹著、新潮社、2017年刊

<商品説明>より
ただのインタビューではあらない。『騎士団長殺し』の誕生秘話、創作の極意、少年期の記憶、フェミニズム的疑問、名声と日常、そして死後のこと……。誰もが知りたくて訊けなかったことを、誰よりも鮮烈な言葉で引き出した貴重な記録。11時間、25万字におよぶ、「作家×作家」の金字塔的インタビュー。

<読む前の大使寸評>
図書館予約して、(予想外に早く)約3ヵ月後にゲットしたわけだが…
発売後ただちに予約したことと、神戸市が副本を6冊買ってくれたおかげでしょうね♪

<図書館予約:(5/30予約、8/26受取)>

rakutenみみずくは黄昏に飛びたつ


職業としての物書きについて川上さんが突っ込んでいるので、見てみましょう。
p16~18
<「語りかけ」の変化>
川上:村上さんはこれまでも、書くことやそれにまつわることについては、折々のインタビューやエッセイで話したり書いたりしてこられたと思うんですが、『職業としての小説家』で、それらを総括されている印象があります。今回、系統的にお書きになって、いかがでしたか。

村上:この本は、どこかの雑誌とか出版社から依頼を受けて書いたんじゃないんです。小説を書くという作業について、自分が前から言いたいと思っていたことを、一度文章にして書いてみようと思って、いわば自分のために書き始めたんです。書き出したのは5,6年くらい前かな。

 言いたいことをみんなそっくりそのまま書いちゃおうという感じで書き溜めていったんだけど、そうすると当然ながらいろいろとカドが立ってくるので(笑)、あとで手を入れて、いちおう世間に出してもいいように書き直しました。でも基本的には言いたいことをわりに率直に書いています。

川上:書き終わった時には、何かこう、言い切ったなという手応えはありましたか?

村上:いや、言い切ったなとは思っていない。いろんなトピックについて書いたけど、まだ話してないトピックは結構あるような気がします。例えば、翻訳については語ってないんですよ。

川上:そうですね。

村上:いずれ、翻訳は翻訳として、独立した本にしようと思っているから。その時は、柴田元幸さんとゆっくり本1冊分くらい話そうと。そういう積み残したテーマはいくつかあります。あと、やはりこれを言っちゃうと、特定の個人が絡んできてちょっとまずいということもありますし。

川上:『職業としての小説家』で取り上げたそれぞれのテーマは、自然に出てきたものですか?

村上:ええ、頭に浮かんだものをぽっぽっと書いていったら、それぞれのトピックごとに章としてまとまっていったということですね。日にちをかけてひとつひとつの章を書いていったという感じです。僕としてはわりに大事な本になると思うから、締め切りなしでじっくり書いていきました。

川上:魅力の一つだと思ったのは、村上さんが誰かに向けて語りかけている、というところでした。というのも今度の本は、プロの作家に向けて書かれている部分もあるし、作家志望の人、あるいは小説を書かない純粋な読者、あるいは十代や二十代だった時の村上さん自身に向けて書いているなと思えるところもたくさんあって。村上さんがこの本を、特定ではないにせよ確実に存在する「誰か」に向けて書いているというスタンスを、魅力的に感じたんですね。

 特に冒頭におかれている、「MOKEY」創刊号に掲載された「小説家は寛容な人種なのか」という章の末尾で、「リングにようこそ」って締めの一文を読んだ時に、ちょっと驚きました。こういう呼びかけみたいな言葉は、これまでお書きにならなかったんじゃないかと思って。

 村上さんはこの本でも、書くことについて、すごく個人的に、深く掘り下げながら語っていくんですが、何か、これまでとはちょっと違うニュアンス、「我々」っていう視点というか、ちょっと今までとは違う語られ方、聞き手に向けて語っておられるのを感じたのですが、そこにご自身の変化はあったのでしょうか?

村上:僕が若い頃は、当然のことながら、まわりにいたほとんどの作家たちは、僕より年上だったでしょう。そういう中で、僕はどっちかというと反抗的な立場にいたというか、アウトサイダーとしての意識が強かったから、年上世代の作家たちに対して構えるところも、それなりにあったんでうよね。ちょっとハスに見るというか、意識してはぐれてたという雰囲気だったんだけど、もうこの年になると、はぐれるも何もないだろうと(笑)。今はほとんど、僕より年下の作家になっちゃたわけだからね。例えば、芥川賞の選考委員なんかも、年齢的には僕とほぼ同じか僕より下ですよね。

川上:そうですね。

村上:するとやっぱり、作家というものに対する視線が変わってきます。昔はわりにつっぱって身構えてたけど、今はもう、どうぞ好きにやって下さいという感じですよね。すり寄る必用もないけど、つっぱる必用もない。

川上:そういう変化があったんですね。


以前に読んだ『職業としての小説家』を再読しようと思うのです。

【職業としての小説家】
村上

村上春樹著、スイッチ・パブリッシング 、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
「MONKEY」大好評連載の“村上春樹私的講演録”に、大幅な書き下ろし150枚を加え、読書界待望の渾身の一冊、ついに発刊!
【目次】
第一回 小説家は寛容な人種なのか/第二回 小説家になった頃/第三回 文学賞について/第四回 オリジナリティーについて/第五回 さて、何を書けばいいのか?/第六回 時間を味方につけるー長編小説を書くこと/第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み/第八回 学校について/第九回 どんな人物を登場させようか?/第十回 誰のために書くのか?/第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア/第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出

<読む前の大使寸評>
大学図書館でみっけ、市図書館の予約を解消し、借出したのであるが・・・
大学図書館は穴場やで♪

<図書館予約:(10/27予約、11/27大学図書館でみっけ、借出し)>

rakuten職業としての小説家


『職業としての小説家』1:小説家になった頃p45~49
『職業としての小説家』2:小説家は寛容な人種なのかp9~12
『職業としての小説家』3:どこまでも個人的でフィジカルな営みp166~172
『職業としての小説家』4:誰のために書くのか?p243~247
『職業としての小説家』5:文学賞についてp58~61
『職業としての小説家』6:「あとがき」p308~313

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