『建築のすべてがわかる本』2

<『建築のすべてがわかる本』2>
図書館で『建築のすべてがわかる本』という本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくると、画像満載の、これぞビジュアル本である。
文字ばっかりの小説に疲れてくると、ついビジュアル本に手が出るのです。


【建築のすべてがわかる本】
建築

藤谷陽悦著、成美堂出版、2006年刊

<「BOOK」データベース>より
古代建築から寝殿造、数寄屋造、超高層ビルまで、60のテーマをイラストと写真でわかりやすく解説。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると、画像満載の、これぞビジュアル本である。
文字ばっかりの小説に疲れてくると、ついビジュアル本に手が出るのです。

amazon建築のすべてがわかる本


京都の町家建築を、見てみましょう。
p78~79
<通気と採光のための庭の成立>
 豊臣秀吉の京の町並み再編により、間口が狭く奥行きの長い町家の敷地が形成される。夏暑く、冬寒い京の気候風土に合わせて、町家ではさまざまな工夫がこらされてきた。


 町家では、限られた空間の中で庭が重要な役割を果している。建物に沿って「通り庭」と呼ばれる細長い土間があり、「見世庭」「玄関庭」「走り庭」と名称を変えながら表から奥へと続いている。この庭によって風通しと室内への採光を良くしているのである。

通り庭通り庭

 隣家と軒を接する町家では、表から裏へ土足のまま通り抜けられ、荷物の出し入れもスムーズに行うことができる。

 さらに土間の途中には植物を植え、手水鉢を備えた「坪庭」が設けられている。これも、景観だけが目的ではなく、通気や採光の役割を果している。夏には植栽が木陰を作り、手水鉢を吹き渡る風は冷気をもたらしてきた。土壁の町家の2階に空けられた虫籠状の格子窓は、この通気と採光の効果を一層高めている。

 鴨川沿いの下川原町・祇園界隈では、今でも町家が軒を連ねて見事な景観を作っている。ここは、近世初期に祇園社・八坂の塔・清水寺への参拝客で、賑わった場所である。つまり、町家建築は、限られた居住空間を最大限に利用し、京都の気候風土に合わせて極めて合理的な構造となっている。


『建築のすべてがわかる本』1

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