『佐野洋子対談集 人生の基本』4

<『佐野洋子対談集 人生の基本』4>
図書館で『佐野洋子対談集 人生の基本』という本を手にしたのです。
おお 佐野さんと西原理恵子、リリー・フランキーとのそうそうたるマッチメイクではないか♪
三人とも武蔵野美術大学の卒業生だったから、こういう対談があって不思議ではないが、佐野さんの生前に実現していたことが、嬉しいのです。
(死後に対談できないのは当然であるが)


【佐野洋子対談集 人生の基本】
佐野

佐野洋子著、講談社、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
『100万回生きたねこ』を通してめぐりあった佐野洋子とサイバラ&リリー。抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂。

<読む前の大使寸評>
おお 佐野さんと西原理恵子、リリー・フランキーとのそうそうたるマッチメイクではないか♪
三人とも武蔵野美術大学の卒業生だったから、こういう対談があって不思議ではないが、佐野さんの生前に実現していたことが、嬉しいのです。

rakuten佐野洋子対談集 人生の基本


リリー・フランキーとの対談を、見てみましょう。
p181~184
<母と娘、母と息子>
リリー:佐野さんとお母さんは、どういう関係だったんですか?

佐野:私の上に兄がいて・・・もう死んじゃったんですけど、その次に私が生まれたから、父は女の子の私のことをすごく気に入ってかわいがってくれたのね。母は、いろんな意味で私のこと、あんまり好きじゃなかった気がする。私、4歳のときだったかに母の手を自然に握っちゃったのよ。そしたら舌打ちされて、手を振りほどかれたのね。そのとき子ども心に、「一生母さんとは手をつなぐもんか」と思っちゃったの。

 私は長女で責任感はあったから、母も私を信頼してた部分はあったと思うけど、大学入学で東京に出てくるまでは、関係、悪かったですね。あとは私も大人になったからね。

リリー:親子といっても、「母と娘」と「母と息子」は違うんでしょうね。僕も同性の父親とは、そういう感じは今でもあります。

 僕の母親は、父と別居して実家に戻っておばあちゃんと住むんですけど、僕はおふくろがおばあちゃんに接する態度が、なんか腑に落ちなかったんです。

佐野:どういうふうに?

リリー:いまひとつ、僕にするようには優しくないんですよ。母親がおばあちゃんに優しくないし、おばあちゃんも娘に対する態度が冷たい。それを親戚のおばちゃんに話したことがあったんですけど、「いろいろあるんだ」と言われて(笑)。

佐野:わかりました? その「いろいろ」が。

リリー:そうですね、この年になると、なんとなくわかりますよね。でも当時は、ばあちゃんとおふくろと三人でメシを食っていても、あきらかに居づらい空気があったんです。そりゃそうですよね。コブつきの出戻りなわけですから。

 だからまた、おふくろは何かそこを出ていこうとして、家を借りるんですけど。その借りた家が、本にも出てくるつぶれた病院の病室で。こんなにおっかないとこに住むんだったら、出ていかなくてもいいのに。ばあちゃん病気なのに、と思いましたよ。
(中略)

 で、引っ越してからたまにおばあちゃんに会いに行くと、ジャーの中で黄色くカチカチになったごはんを、ひとりで食べていたりして、子どもが9人もいるのに、なんでばあちゃんはひとりでこれを食べてるのかと、ちょっと思ったりして。

佐野:それはおばあちゃんが一種、特殊な人だったの?

リリー:気の強い人だったんですよね。

佐野:リリーさんは優しいのね。周りの男の子たちも、そうだったの?

リリー:そのころ住んでいたところは炭鉱町だったので、父親も母親も、どこの家庭でも親が強かった。今じゃチンピラかやくざになってるような地元の友達も、親に口答えしてるのは見たことないですね(笑)。

佐野:おおーっ。



『佐野洋子対談集 人生の基本』1
『佐野洋子対談集 人生の基本』2
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