『SF映画の世界』

<『SF映画の世界』>
図書館で『SF映画の世界』という大型のムック本を手にしたのです。
「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」「スター・ウォーズ」に関して、多くのページを割いているのがええでぇ♪


【SF映画の世界】
s-SF

大型ムック、近代映画社、1991年刊

<「BOOK」データベース>より
「メトロポリス」を生んだSF映画発祥の地ドイツの伝統ある映画出版社と提携、特別編集で作りあげた決定版がこの“SF映画の世界”です。「2001年宇宙の旅」から「スター・ウォーズ」3部作、「E・T」まで、SF映画の名作・話題作を一堂に集め、さらに宇宙船やロボット、アンドロイド、スーパーヒーロー、怪獣まで各ジャンルごとの分析やキャラクター紹介も織り込んだ、これ一冊でSF映画のすべてが分かるファン必読の保存版です。

<読む前の大使寸評>
「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」「スター・ウォーズ」に関して、多くのページを割いているのがええでぇ♪

amazonSF映画の世界


大使一押しのSF映画といえば、「ブレードランナー」になるわけです。
p80~82
<ブレードランナー>
SF

 「ブレードランナー」のもとになったアイデアは、アメリカの現代SF作家の第一人者フィリップ・K・ディックのもので、彼が1968年に発表した『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の映画化だ。未来における賞金稼ぎのリック・デッカードは、植民地化計画の一部として配置された火星から、地球へ逃げて普通の人間として生きたいと願っている6人のアンドロイドを追跡する。

 彼らは主人を殺し、自由になろうとしていた! 彼らを本当の人間であるかどうか生物学的に見分けることは大変難しく、確認するには複雑な心理学のテストが必要である。その結果、デッカードは人間を偽物と本物と見分けることにまじめに悩み、葛藤する。

 アンドロイド物語の最初の脚本は、1973年にロバート・ジャフィーが書いたが、ディックはすべてのものに同意しなかった。のちにオプションが別の人物に渡った後、ディックは『単なるアンドロイド狩りのアイデアに誰も関心を寄せないだろう』と望んだ。同じ目的を持っている次の脚本家ハンプトン・ファーンチャーが興味を示した。しかい、ディックは『フィリップ・マーローがステップフォードの妻たちに会う』というレベルの脚本に失望した。

映画化権を持つフィルムウェーズ・プロが経営危機に陥り、最終的に新しい出資者ラッド・カンパニーが権利を取得し、全く新しい脚本が書かれることになり、ディックは満足した。デーヴィッド・ピープルズが執筆したバージョンにディックは大変感動した。

 『私はエクスタシーを感じた。自分のエージェントに言った。朝、私は癌であると言われても、笑って病院に行きたい。なぜなら、私の本が実に名作であり、私が優れた小説家であるということが、皆に認められるというかつて無いほどの興奮を体験しようというのだから』と語った。

 アンドロイドのボスをやるオランダの俳優ルトガー・ハウアーの写真を見た時、ディックはまた疑いの口調でブロンドの君主的人間を思い出すと語った。映画プロジェクトに対するディックの最後の意見も結局墓の中に入った。

 1982年2月の終り、彼は身体が麻痺し、1週間後の3月2日に死亡した。

神聖な大都会の沈黙
 リドリースコット監督は、映画のために構築した2019年のメトロポリスが実際に時の終りを告げる廃墟(スモッグ、降り続く雨、人口過密)になると考えた。スコットは言った。
『我々が観客に見せる町は悪夢である。ニューヨークもその悪夢の一つだ。我々は未来の40年間を構想し、一つのメガロポリスを写し出している。それは、例えばニューヨークとシカゴを一緒にしたような町で、人口が約1億人ぐらいである。それはまたサンフランシスコとロサンジェルスを一緒にしたようなものであるかもしれない。事実、我々はその町をサンジェルスという名にしようとした。もちろん西海岸の大きな植民都市としての郊外都市も含まれる。しかし我々は雨という点で、この町を東海岸におくことにした』

 ディックのアンドロイドは、遠隔地の植民地を離れて壊れていく大都会にやって来る。

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