『2015年磯野家の崩壊』2

<『2015年磯野家の崩壊』2>
図書館で『2015年磯野家の崩壊』という本を手にしたのです。
パラパラとめくると・・・
アベノミクスとは富裕層や中央官僚のための財政政策であることが、明解に説かれているようです。

今どきアベノミクスに期待するほどお目出度い大使ではないが、それではアベノミクスの何処にごまかしがあったのか?・・・
この本を読んで、現在進行中のアベノミクスについて復習しようと思うのです。


【2015年磯野家の崩壊】
磯野

山田順著、徳間書店、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
アベノミクスで円安、株高が演出され、さながらバブルの様相を示しているが、それでも日本経済の破綻は避けられない。偽りの景気回復の裏で、消費税をはじめとする大増税が行われ、少子高齢化、格差拡大はますます進み、日本人の仕事や財産が奪われていく。さらに安倍バブル崩壊で日本経済は大混乱に…。これから起こる大破局で日本人の生活、仕事はどう変わるのか。あの「国民的家族」に投影しつつ解説する。

<読む前の大使寸評>
アベノミクスとは富裕層や中央官僚のための財政政策であることが、明解に説かれているようです。

rakuten2015年磯野家の崩壊


日銀の金融緩和のあたりを覗いてみましょう。
p226~228
<日銀の「無期限の金融緩和」に一時的失望>
 ここで書いておきたいのは、現在の日本の株式市場の約65%が外国人による取引で成り立っていることだ。為替取引も同じである。もちろん、外国に籍を置いた日本マネーもあるが、多くはヘッジファンドなどの投機マネーが株価や為替相場を動かしている。事実、ジョージ・ソロス氏はアベノミクスによる円安で10億ドル以上儲けたことが、2013年2月に判明している。

 彼ら投資家は、日本の個人投資家のように期待感だけでは相場は張らない。現代の金融取引はコンピュータ解析に基づくアルゴリズム取引であり、ムードから「日本復活」に賭けるようなことはしない。冷徹に市場を分析する。

 そこで、彼らはある程度のシミュレーションをたてた後は、安倍バブルからのエグジットを考える。つまりどこで逃げるかである。バブルで勝つには、ピークで手じまいすることに尽きる。いったん下降しだしたら深手を負う。だから、彼らが気にするのは周囲であり、相場そのものではない。誰がいつまで張り続けているかを見ながら、自分はいつ逃げて利益を確定するかが、バブルでの戦いとなる。

 日本のバブルを見ても、地価も株も永遠に上がり続けると油断した人間がばババをつかんだ。最後まで持ち続けた人間が、もっとも損をしている。
 となると、どこでバブルが弾けるか、あらかじめシミュレーションしておかなければならない。

 今回の場合、その最初の通過点は、1月22日の日本銀行の金融政策決定会合だった。ここでは、予定通り、消費者物価の2%上昇を目指すインフレ目標を導入することが決まった。しかし、それに向けての「無期限の金融緩和」が2014年初めからとなったことで、一時的に株価は下がった。

 日銀は金融機関から国債などを買って、その代わりに民間におカネを流し込んでいる。この基金は2013年末までに101兆円となっているが、この額は変化はなかった。しかも、14年から始まる「無期限の金融緩和」でも、毎月13兆円のペースで国債を買い続けるとしたので、市場は失望した。

 というのは、毎月13兆円といっても、そのなかには年間150兆円近くの満期国債の償還が含まれるからだ。となると、おカネの純増加額は毎月約1兆円にすぎない。「これでは緩和すると言っただけの『やるやる詐欺』ではないか」と、プロの投資家は見たのだ。

 しかし、いったん高まった期待感は、日本の個人投資家の参加もあって萎縮しなかった。安倍首相のアナウンス効果は効いていて、一般国民は、雇用が増える、賃金は上がる、生活が楽になると、なぜか思い続けたのだ。


この本では触れていないけど、昨今では日銀のマイナス金利という奇手まで登場していますね。

『2015年磯野家の崩壊』1

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