『鄧小平』

<『鄧小平』>
本屋で『鄧小平』という本を見かけたが・・・・
エズラ・ヴォーゲルに橋爪大三郎が質問するという対談形式の本である。
日米の英知が中国の巨大政治家を語るという企画が…ええでぇ♪

…ということで、ほぼ衝動買いとなった次第です。


【鄧小平】
ヴォーゲル

エズラ・ヴォーゲル×橋爪大三郎著、講談社、2015年刊

<商品説明>より
 トウ小平は、中国の方向をどのように転換させたのか。強大な経済力・政治力パワーをもつに至った中国の基礎をどのように築いたのか。「現代中国の父 トウ小平」の著者が、トウ小平の生涯と業績の大事なポイントを語る。【「TRC MARC」の商品解説】

「トウ小平は、20世紀後半から21世紀にかけての世界史にとって、もっとも重要な人物だ」――橋爪大三郎

「いま中国は相当強くなった。10年か20年で、GDPは世界のトップになるだろう。これがどうして可能になったかというと、トウ小平の開いた道なわけです。あれほど経験があって、権威があって、あらゆる面の実力を兼ねそなえている人は、いない」
「このインタヴューは短いけれど、トウ小平の生涯と業績の大事なポイントをすべて盛り込むものになった」――ヴォーゲル

<読む前の大使寸評>
エズラ・ヴォーゲルに橋爪大三郎が質問するという対談形式の本である。
日米の英知が中国の巨大政治家を語るという企画が…ええでぇ♪

hontoトウ小平



p138~140
■指導者の交替
ヴォーゲル:どうしてあの事件が起こったかというと、毛沢東は、林彪に対して、ますます心配を募らせていたんです。林彪がどんどん権力を持っていって、ついには毛沢東を追い出す可能性もあるのではないかと。

 林彪と毛沢東の矛盾・衝突が、ありうると毛沢東が危惧したことが原因だというのがボクの解釈なんです。

橋爪:なるほどね。そのロジックはもう、中国の政治始まって以来の伝統的なもので、皇帝と皇太子とか、トップとナンバーツーとか、必ず対立し、殺し合いになる。

 中国共産党の歴史のなかでも、トップとナンバーツーって、何回も対立している。高崗も劉少奇もそうだし、それから、胡耀邦と趙紫陽が、ダメになったのもそうだし…

ヴォーゲル:そう。

橋爪:ずうっと、あると思います。

ヴォーゲル:だから周恩来は、ナンバーツーになりたくないんですね。

橋爪:と『トウ小平』(本編)に書いてあって、なるほどと思いました。

ヴォーゲル:と共に、ボクは、共産党だけではなくて、現在の指導者と将来の指導者の矛盾というか、難しさもあると思うのです。

 われわれ民主主義の制度では、選挙で、何月何日に後継者になると決める。それでも、あいまいなところがありますね。難しい。たとえば私が現在の指導者として、後継者のあるひとに少し心配するところがあって、なんと言うか、食い違いがある。私はこうやりなさいと思い、彼はちょっと違った意見である。私は少し不安になりますね。彼はちょっと違ったやり方で、困るなあ、私は引退してから大丈夫かなあと。

 韓国をみてみると、現在の後継者が、引退した権力者を、みな刑務所に送り込むでしょう。こういうことでいいのか。

 習近平のもとでも、周永康は、政治局常務委員だったんですが、そういうひとでも、退職してから、失脚して、あんなにひどい目にあう。これは大変なことです。現職のひとは、退職してからのことが心配になるわけですね。

 ですから、左派の内部のちょっとした違いという要素もあるし、ナンバーツーの要素もあるし、現在の後継者の難しさもあるし、と言えると私は思うのです。

(追って記入予定)




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