韓国の品格

<韓国の品格>
図書館で『韓国の品格』という本を手にしたが・・・・
著者の重村智計さんには、見覚えがあるのです。
少なくとも、単なる嫌韓本でないことは、読まないでも解っています。


【韓国の品格】
韓国

重村智計著、三笠書房、2008年刊

<「BOOK」データベース>より
幕を開けた李明博vs.金正日の死闘!もう媚びない、という「韓国の品格」とは?韓国経済は、再び「上昇気流」に乗る!李明博大統領で韓国・北朝鮮はどうなる-。

<読む前の大使寸評>
李明博大統領がレイムダックになる前に出された本である。
7年前のこの本では、離米従中スタンスまでは予想していないが・・・
「親北・反日・反米」政策という視点に見るべきものがあるようです。

rakuten韓国の品格


2008年のイ・ミョンバク大統領誕生あたりの韓国の政治状況を見てみましょう。
p128~131
<左翼政権はもう、こりごりである>
 イ・ミョンバク候補は、「極貧家庭の出身」だった。本来なら、左翼勢力がかつぐべき候補であった。与党(左翼)の「売り」を、野党候補に握られては戦いにくい。韓国の社会は、まだまだ貧しい階層が多い。この人たちの票を取れなければ勝てない。
 その意味では、イ・ミョンバク大統領は、左翼勢力にとっては相手にしたくない候補だった。何よりも「極貧家庭の出身者」を、与党は攻撃しにくい。しかも学生運動の指導者で、歴史に残る「日韓条約反対闘争」の指導者として「有罪判決」を受けていた。この経歴は、韓国では誰も非難できないのだ。

 しかも、イ・ミョンバク大統領は、軍事政権や、野党ハンナラ党の旧保守人脈にはまったくつながりがなかった。逆に、日韓条約反対闘争の学生運動の指導者の一人であった。投獄もされた。
 貧しい家庭出身で、反政府運動の学生指導者であり、投獄経験者。これは、通常であれば左翼政治家の経歴である。左翼勢力は困り果てた。

 07年の大統領選挙では、「左翼政権はもう、こりごりである」との国民の意向が表明された。イ・ミョンバク候補と、保守系無所属の李会昌候補の得票数は60%を超えた。左翼勢力の得票数は32%程度でしかなかった。

 この予想以上の敗北の現実に、極左政党である民主労働党でも、「今後は北朝鮮と一線を画すべきだ」との主張が飛び出した。韓国の左翼勢力は、これまでのように北朝鮮べったりでは生き残れない現実に直面している。

 韓国では、北朝鮮とその指導者を称賛し、支持する勢力を左翼勢力と呼ぶ。その左翼勢力がこれまで過去10年間、権力を握っていた。韓国では、過去10年間、誰も「金正日総書記は独裁者だ」とは発言できなかった。保守派の政治家でさえ言えなかった。もし発言すれば、大変な攻撃を受けた。社会的に抹殺されかねなかった。それが韓国の、時代の空気だった。

 かつて、日本にも「社会主義幻想」の時代があった。中国や旧ソ連の社会主義を賞賛した時代である。社会主義幻想の時代は、共産主義イデオロギーが市民権を得た時代である。左翼でなければ、大学教授にはなれないと言われたほどだった。日本の学生運動が理論的よりどころとしたのは、中国や旧ソ連による「マルクス・レーニン主義」であった。
(中略)

 世界の各国が、社会主義の失敗を確認した時代に、韓国だけは「社会主義幻想」が強化される現象が見られた。これは、しかたのない歴史発展の一過程かもしれなかった。国家や社会は、歴史の過程を飛び越して次の時代に移行することは難しいからだ。日本も、明治時代から、一足飛びに平成時代には移行できなかった。

 この10年間、韓国では社会主義に関する書籍が解禁された。左翼政権は、かつての軍事・保守政権を全否定するイデオロギーを政策に移した。韓国の90年代から07年まではイデオロギー対立の時代であったのだ。左翼と保守が、イデオロギーによる闘争・対立と、憎しみに明け暮れた時代であった。日本も、1950年代から70年代までは、イデオロギー対立の時代であった。韓国では、それが遅れてやってきた。


読んでみると、韓国を温かく見守る日本人ジャーナリストであることがわかります。
(昨今では稀有なジャーナリストでんな)

イ・ミョンバク大統領誕生時には、大使も期待したものです。
だけど、任期終了時には竹島上陸パフォーマンスなんかが有って・・・
歴代大統領と同じく晩節を汚したわけで、大使もがっかりしたのです。
(ナショナリズムに堕したことは汚点になると思うのです)

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