マーガレット・サッチャー鉄の女の涙

サンデー毎日の大使にとって、2本立て館のラインナップとシルバー料金1000円が魅力的である。
月に1~2回の頻度でこの映画館に通っているのだが、今回観た映画「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」を紹介します。
ちなみに、もう一本は「サラの鍵」であるが、いつもながら館主のセンスにはウンとうなづくのです。


【マーガレット・サッチャー鉄の女の涙】
サッチャー
フィリダ・ロイド 監督、2011年、英制作、H24.7.6観賞

<大使寸評>
鉄の意志を持って新自由主義を推進した女性首相として記憶されるが、大使としてはフォークランド戦争に勝った首相という思いが強い人です。
「売られた喧嘩を勝ちきる」のが、すごーい♪

goo映画マーガレット・サッチャー鉄の女の涙


冒頭で、老婆がスーパーで牛乳を買うシーンが出てくるが、まさか、これが鉄の女か?メリル・ストリープか?と疑うが・・・・まさかが本当であると知れるのです。
(メリル・ストリープの老け役がすごいが、実際に老けたのかも知れないなぁ)

老いたサッチャーは、つねに「自分の頭脳に老いはないか?」と疑うのです。
かって「言葉は思考を産み、思考は行動を産み、行動はやがて習慣となり、習慣は性格を形作る」と唱えた明晰な鉄の女サッチャーならではですね。

IRAのテロ、ムスリムのテロが続いたイギリスは、9.11に比べて影がやや薄まるが、もっともテロの嵐が吹き荒れた国である。
その過酷なテロの時期は、同時に産業構造の転換期でもあったが・・・・
労働組合が猛反発するなかで、確固たる信念をもって新自由主義を推進したことは、今や歴史として皆が認める事実ですね。

映画は頻繁に現在と過去をフラッシュバックで繰り返すが・・・・
家族思いの普通の女と、修羅場を切り抜ける女の二面を描いているのです。

フォークランド紛争の初期に、作戦会議室で軍人、閣僚が見守るなか、「沈めろ!(Sink it)」と裁断を下すシーンが圧巻でした。
過大な戦果は総力戦に突き進む危険性もあり、軍の参謀であっても躊躇する決断だったかもしれないが・・・・
「売られた喧嘩は、勝ちきる」強さがもたらした決断だったのかもしれません。

戦艦ベルグラーノの撃沈は国家間で争った戦争では、衆人環視のなかで行われた最も直近の大作戦であったと・・・軍事オタクの大使も認めるのです。

戦争となるとついヒートアップして筆が滑りがちとなるので、このあたりで収めるが・・・・
ポピュリズムとは一線を隔して信念を貫き、激動の10年近くイギリスを牽引したサッチャーさんは偉大な政治家だったのかも知れないですね。
(米英の金融企業、新自由主義が大嫌いな大使であっても、サッチャーさんの鉄の意志は評価せざるを得ないわけです)

それから、夫デニスの人を見る目も素晴らしいし、軽妙なサポートもいけてますね♪

ベルグラーノ:撃沈された戦艦の真実 フォークランド紛争

2本立てだから、幕間に弁当を食べるわけだけど・・・・・
弁当のあての缶ビールを飲んだせいで「サラの鍵」を観ている最中に3回?ほど寝込んでしまった。
いい映画なんだけどね(汗)

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