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zoom RSS 『BD 第九の芸術』2

<<   作成日時 : 2018/07/10 23:07   >>

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<『BD 第九の芸術』2>
図書館で『再読に 第九の芸術』という本を手にしたのです。
この本は借りた覚えがあるので確信的な再読になるのだが…
再読に堪えるというか、ま いいか♪ということで借りたのです。
(帰って調べてみたら、4年前の5月に借りていました)
大使の場合、BD(フランス漫画)といえばメビウスであり、つまるところメビウス再読になるのですが。


【BD 第九の芸術】
BD

古永真一著、未知谷、2010年刊

<「BOOK」データベース>より
コマの否定、吹き出しのみの構成、メタレベルのストーリー、ダンスとのコラボレーション…ほとんど分類不能、クールジャパンの対極のアヴァンギャルド―古くはバタイユがBDのアーナキーさに注目し、70年代に前衛集団「バズーカ」、90年代に前衛漫画集団「ウバポ」、大御所メビウス、ポードワンなどを紹介しながら、第九の芸術と言われるBDの歴史的背景と表現媒体の可能性を見る、待望のBDアヴァンギャルド論。

<読む前の大使寸評>
図書館で『再読に 第九の芸術』という本を手にしたのです。
この本は借りた覚えがあるので確信的な再読になるのだが…
再読に堪えるというか、ま いいか♪ということで借りたのです。

大使の場合、BD(フランス漫画)といえばメビウスであり、つまるところメビウス再読になるのですが。

AmazonBD 第九の芸術

メビウス1アルザック

冒頭からじっくりと、見てみましょう。
p7〜9
第1章 BDと「マンガ」 
 日本ではBD(フランス語圏の漫画)はどれくらい知られているのだろう? どんな風に受け止められているのだろう? 日本の「マンガ」と比べたときにいかなる共通点や違いがあるのだろう? フランスではBDはどのように読まれ、評価されているのだろうか?

 まずBDに対する日本人の平均的な反応からマンガに関する日仏の温度差をとりあげたい。次にBDはフランスでは「第九の芸術」と呼ばれているが、こうした名称にはどんな文化的な背景があるのかを考察する。個々の作品の分析も大事だが、特にBDのような外国のマンガの場合は、まずその国の文化の状況をある程度おさえておく必要があるからだ。

 フランスではBDのアングレーム国際マンガ祭、「マンガ」については日本のポップカルチャーの祭典「ジャパン・エキスポ」でともに盛り上がりを見せている。日本でも「コミックマーケット」は好評を博し「クール・ジャパン」を盛んに喧伝するがBDへの関心は低い。この違いはいったいどこから来るのだろうか?

■学生の反応 
 2008年、首都大学東京・都市教養学部で「バンドデシネ比較文化論」と銘打った講座を担当する機会があった。フランスのマンガを紹介する授業である。
 55名が登録し、もぐりの学生も何人かいた。まずまずの登録者数だったのは、「フランス語を知らなくてもOK」で、しかもマンガということで親近感を抱いたのだろう。

 第1回目の授業でわかったことは、学生はフランスのマンガを表す「バンドデシネ」やBDという言葉も作品もほとんど知らないということだった。これが美大やマンガの専門学校ならまた違うのかもしれないが、学生の知識は、「タンタン」や「メビウス」といった名前なら知っている、という程度であった。

 なかには『タンタンの冒険旅行』の愛読者や「エンキ・ビラル」のような漫画家の名前を知っているつわものもいたが、ごく少数派だった。邦訳が少ないことから想定はしていたが、フランスで日本の「マンガ」が人気を博していることを思うと、その「貿易格差」を認識せざるをえない。

 なぜ日本ではBDは読まれないのだろうか?
 まず思い浮かぶのは、翻訳が少ないということである。マンガは絵だけでもある程度は楽しめるが、それだけではおもしろさは半減する。このご時世、好事家でなければわざわざ高いお金を出して洋書を買わない。

 日本の読者がフランス語で書かれたBDよりも、台詞のわかる日本の「マンガ」に向かうのは自然な流れである。いくつかのBDは日本語に訳されているが、日本の書店でBDの翻訳を目にする機会は少なく、図書館やマンガ喫茶にもほとんど所蔵されておらず、意識的にアマゾンなどのサイトで検索して購入しないかぎり読むことはできない。

 BDの翻訳が少ないのは、多くの出版社が「日本ではBDは売れない」と判断しているからである。実際にBDを売り出そうとする出版社もないことはないのだが、マンガの一部門として定着するには至っていない。おそらく『モーニング』のような大手の雑誌に掲載されたBDは、ストーリーテリングやキャラ設定やコマ割りに関する、日本の人気「マンガ」が兼ね備えているような「かゆいところまで手が届く」配慮に欠けていたのかもしれない。

 あるいは日本の「マンガ」がカバーしているような「ラーメン、おっぱい、プロ野球」といった言葉に象徴されるような、一般受けするアイテムを生かしていなかったからかもしれない。要するに文化の土着的な部分に切り込めていなかったのだろう。


『BD 第九の芸術』1:大御所メビウスp124〜126、フランス初、アメリカ進出マンガ誌p140〜141、アルザックp150〜152、物語表現p228〜230

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