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zoom RSS 『単細胞にも意地がある』3

<<   作成日時 : 2018/07/10 08:51   >>

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<『単細胞にも意地がある』3>
図書館で『単細胞にも意地がある』という本を手にしたのです。
副題が「なまこのからえばり10」となっているように、シーナが書きまくっているエッセイ集のひとつであるが・・・
「外れ」がないところが渋い3割打者のようでもある♪


【単細胞にも意地がある】


椎名誠著、毎日新聞出版、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
よく考えるけど、考えすぎない。ナマコ流単細胞思考の逆襲。
【目次】
1 祭りはなるべくナゾがいい(謎のドロメ祭/爪切りハイジャッカー ほか)/2 手のひら探検隊(単細胞の研究/フィヨルドの北極海を行く ほか)/3 くたびれの時代(六月の疲労とカタルシス/拡声器国家、日本 ほか)/4 あらしの夜もいいもんだ(蚊のフリカケも悪くない/夏の盛りの暑い日に ほか)/5 飲んではいけないモノ(胃カメラを飲んできた/火星のロビンソン ほか)

<読む前の大使寸評>
副題が「なまこのからえばり10」となっているように、シーナが書きまくっているエッセイ集のひとつであるが・・・
「外れ」がないところが渋い3割打者のようでもある♪

rakuten単細胞にも意地がある


シーナのサヴァイバル感覚を、見てみましょう。
p143〜146
<危機意識、危機管理> 
 数年前に川の中州でキャンプしていた親子グループが増水した川によって流される事故にあった。かなりの人数だった。
 今年はその近くのやはり中州を利用して「アドベンチャー気分を味わえる」というのを“売り”にしたキャンプ場で痛ましい事故があった。

 あの事件の内容を新聞などで読むと、キャンプ場を作った人も、その管理人も、そして気の毒ながら事故にあった家族も、みんな川のキャンプについて何も理解していなかったんだろうな、ということがわかる。

 それから日本にめったにない「アドベンチャー」気分になれる道具や装置を、売らんかな主義で売りまくる多くの関連メーカーも、みんな共同責任のような気がする。

 まず、四輪駆動のオフロード車が走るのに適した道が日本にあまりない。道はくまなく山の奥まで整備されてしまったからだ。だからオフロード車の愛好家たちはわざわざ用もないのに日本の奥地に行って、川原を走り、行く必用のない渡河などを盛大に水しぶき散らしてやっているらしい。

 外国の奥地でダートなルートをいっぱい行ったけれど、現地運転手はみんなかなり慎重だった。そういう現場に比べると日本のアドベンチャーはバーチャル、もしくは遊園地レベルのような気がする。
 だから、本当の危機感や、それに対する自己防衛の意識は、住民レベルでは殆どない。そういうことが、かえって怖い。

 そのあと起きた長く居座っていた低気圧による主に西日本各地の崖崩れや土石流による驚くほど沢山の人々が被災した事故も専門家が事前に現地を見ていたら、豪雨が長引くことによってあのような危機を予測できたのかもしれない。

 ぼくはかなり日本の海岸べりや山奥の川沿い、孤島といっていいような島などでキャンプをしてきたが、四万十川の山奥に住む人が「わたしの人生で知るかぎり一度も川水にかぶさったのを見たことないけん」という保証つきのところ以外、川の中州にキャンプを張ったことはない。
(中略)

 川はどこでも怖い。日本のように急峻な山肌を流れ落ちる小さな川はとくに危険だ。日本には三万五千本の川があるという。その多くは細くて短い川だが、源流は山奥になるので短い時間でも集中豪雨となると水かさが急増し、そのイキオイが加速度的だ。それが怖い。

 電車やクルマで山沿いを行くとき、こんなところまでよくまあ、と思うくらい山の上のほうまで人家が建てられているのに驚く。日本独特の風景だ。
 夏野菜の葉や蔓みたいに山肌をどんどん這いのぼるようにして人家がぐんぐん“登山”している。これも風景として怖い。

 日本という国に人が多すぎる、ということと、それらの人々に向けてずんずん山肌をのぼるような宅地開発をする業者がいっぱいいる、ということだろうか。

 その集団宅地造成地の真ん中に川が流れていたりしたら、宅地造成販売業者としては絶好の“売り物”になる。山の奥地に行けば行くほど川はきれいだ。でもそれはとてつもないゲリラ豪雨などが来ないとき、にかぎるけど。

 だからこれからそういう宅地造成地を買おうと思っている人は決める前に豪雨のときに現地に見に行くべきだろう。雨中登山みたいになるからあまりの凄さに現地に到達できない、ということもあり得るだろうけれど、それはそれで参考になる。


ウーム 西日本豪雨があった後だけに、シーナのサヴァイバル感覚は注目にあたいするのではないか。
中国地方の被害には、真砂土壌を甘く見ていた宅地造成やハザードマップに問題があったのかもしれませんね。
気候変動が想定を超えるものであったのは確かだけど・・・お役所の言い訳になってしまうのだ。

『単細胞にも意地がある』2:単細胞の研究
『単細胞にも意地がある』1:謎のドロメ祭

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