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zoom RSS 『単細胞にも意地がある』2

<<   作成日時 : 2018/07/09 18:48   >>

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<『単細胞にも意地がある』2>
図書館で『単細胞にも意地がある』という本を手にしたのです。
副題が「なまこのからえばり10」となっているように、シーナが書きまくっているエッセイ集のひとつであるが・・・
「外れ」がないところが渋い3割打者のようでもある♪


【単細胞にも意地がある】


椎名誠著、毎日新聞出版、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
よく考えるけど、考えすぎない。ナマコ流単細胞思考の逆襲。
【目次】
1 祭りはなるべくナゾがいい(謎のドロメ祭/爪切りハイジャッカー ほか)/2 手のひら探検隊(単細胞の研究/フィヨルドの北極海を行く ほか)/3 くたびれの時代(六月の疲労とカタルシス/拡声器国家、日本 ほか)/4 あらしの夜もいいもんだ(蚊のフリカケも悪くない/夏の盛りの暑い日に ほか)/5 飲んではいけないモノ(胃カメラを飲んできた/火星のロビンソン ほか)

<読む前の大使寸評>
副題が「なまこのからえばり10」となっているように、シーナが書きまくっているエッセイ集のひとつであるが・・・
「外れ」がないところが渋い3割打者のようでもある♪

rakuten単細胞にも意地がある




単細胞に言及したあたりを、見てみましょう。
p50〜54
<単細胞の研究> 
 もうない分類らしいが地球は(1)モネラ界 (2)原生生物界 (3)菌界 (4)動物界 (5)植物界の、つまりは五つの王国でできている。

 これらの生物の数を合計する数字はいつの時点でも正確ではない。地球45億年の歴史の中でそれらの王国をかたちづくっている構成員(ヤクザみたいだが)が文明の発達によって観察発見する手段がどんどん変わっていき絶えず増えているからだ。

 「モネラ界」は地球生物界では最大勢力を誇っている。まず歴史が違う。化石から判明されているのだが、たとえばモネラ界のバクテリアは地球の最初の単細胞生命であり、34億年の歴史がある。

 これに対して動物は最も古くて7億年前。最も古い陸上植物は4億7000万年前だ。バクテリアから見たらこいつらはつい最近出てきたつまり「ポッと出のガキ」みたいなものなのだろう。

 まず数が凄い。世界のどの大地でもスプーン一杯の土の中には10の10乗個のバクテリアがいる。あらゆるところに存在し、我々の口の中の歯茎を薄く削ると1平方センチあたり10の9乗のバクテリアがすんでいるらしい。

 したがってたった一人の口の中のバクテリアの数は地球に住む人間の数よりも多いそうだ。だからキスなんかすると地球に住む人間の倍くらいの数のバクテリアがわあわあいって混ざりあい、もう大変なことになってしまうのだ。みなさん注意しよう。バクテリアは皮膚にもいっぱいいる。顔の表面はバクテリアだらけだ。

 日本人は異常なる清潔民族だからキモチワルイってんでこれらのバクテリアを何らかの方法で全部駆除したとすると、顔の表面は体内から出てくる脂などによって常にドロドロテラテラの状態になり、つまりは「脂で崩れた顔」になってしまう。皮膚の表面にすみついているバクテリアが常にわき出る脂やそれにくっつくいろんな滓を食って絶えずきれいにしているのだから、単細胞生物といってもバカにしてはいけない。美容にバクテリアは欠かせないのだ。

 でも単細胞生物には深刻な病気をひきおこす細菌も多く含まれているし発酵細菌など、これなくして酒はできなかった、という大切な連中までいる。つまり「いい単細胞」と「悪い単細胞」がいろいろまじっている。

 『五つの王国』には代表的な単細胞生物の電子顕微鏡写真や解説図などが豊富に出ている。英語で細胞は「CELL」というが、これはギリシャ語で「小さな部屋」を意味しているようあ。典型的な原核細胞の姿を見るとその「小さな部屋」は丸や四角形でその中に核が1個すんでいる。
(中略)

 こういう本をいくつか読んでいて思ったのは、単細胞生物の映画化である。むかし「ミクロの決死圏」というSF映画があった。人間をある特殊科学によってミクロン単位のものに縮小し、人体の中に入っていって体内の病巣部分をじかに治療する、という話で、このとき一番おそろしかったのは、人間の体内にいる防衛役の細胞が治療探検隊を襲ってくるシーンであった。

 実際に人間の体内に異物が侵入すると自動的にそれらを攻撃、人体を守るシステムがあるのだ。こういう防衛細胞の判断は正しいのだが、人体に侵入した治療探検隊である映画の主人公らはあやうし、ということになる。

 あの伝で、単細胞生物レベルにまで人間を小さくして様々なキモチワルイ単細胞生物とたたかう、という話は、いまのコンピューター映画だったら可能だろう。ゾウリムシなんかあんがい人間の味方についてくれたりして。


『単細胞にも意地がある』1

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