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zoom RSS 西加奈子の世界R2

<<   作成日時 : 2018/07/09 06:55   >>

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<西加奈子の世界R2>
東京にコンプレックスを抱く大使が、個人的な拘りで「関西人の系譜」を作っているのだが・・・
系譜のひとり、西加奈子さんが、このたび『サラバ!』で直木賞を受賞したとのこと。
すでにたくさんの小説を刊行している西さんだから、てっきり直木賞や芥川賞を受賞しているものと思っていたが、まだだったのが意外でした。

帰国子女にして、関西弁の使い手というのが、大使の認識であるが・・・
「西加奈子の世界」という名のアンソロジーを早目に作ってみました。

・『i』(2016年)
・『ごはんぐるり』(2016年)
・サラバ!(上)(2014年)
・『ふくわらい』(2012年)
・直木賞受賞会見で
・関西人の系譜
・通天閣(2006年)

西

R2:『ふくわらい』を追加
西加奈子公式サイト
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<『i』>
図書館に予約していた『i』という小説を、待つこと約4ヶ月でゲットしたのです。
今でも本屋の店頭で平積みされている小説であり、これは期待できそうやでぇ♪


【i】
i

西加奈子著、ポプラ社、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。ある「奇跡」が起こるまではー。「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさー直木賞作家・西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる傑作長編!

<読む前の大使寸評>
今でも本屋の店頭で平積みされている小説であり、これは期待できそうやでぇ♪

<図書館予約:(1/06予約、4/26受取)>

rakuteni

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<『ごはんぐるり』>
西加奈子『ごはんぐるり』という文庫本を、文庫本としては久々に購入したのです。
幸せな食オンチが語る本とのことなので、グルメな読みどころは期待しておりません(笑)。


【ごはんぐるり 】
ごはん

西加奈子著、文藝春秋、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
カイロ&大阪育ち、幸せな食オンチがつづる「グルメ」じゃない「ごはん」のこと。書き下ろし食小説「奴」も掲載。
【目次】
肉じゃがバター/カイロの卵かけごはん/アメちゃんのDNA/珈琲儀式/活字のごはん/舐める春/旅の悪食/日常の悪食/甘い恋/脱ビール、でもビール〔ほか〕

<読む前の大使寸評>
年金生活で手元不如意となり、本は原則として図書館で借りることにしているが・・・
値ごろの新刊(文庫本)を、厳選したうえで、たまに買ったりするのです。

幸せな食オンチが語る本とのことなので、グルメな読みどころは期待しておりません(笑)。

<図書館予約:(値ごろなので本屋で買いました)>

rakutenごはんぐるり
ごはんぐるりbyドングリ

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<サラバ!(上)>
図書館で『サラバ!(上)』という本を手にしたが・・・・
西加奈子といえば関西弁を駆使する帰国子女ということで、大使が注目する大型新人である♪

それから・・・
今、大躍進中の又吉直樹ともお友達だそうで・・・川上未映子も加えて関西文壇を打ち立てて欲しいものだ。


【サラバ!(上)】
サラバ

西加奈子著、小学館、2014年刊

<「BOOK」データベース>より
 1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずにー。

<読む前の大使寸評>
西加奈子といえば関西弁を駆使する帰国子女ということで、大使が注目する大型新人である♪

それから・・・
今、大躍進中の又吉直樹ともお友達だそうで、関西弁による関西文壇を打ち立てて欲しいものだ。

rakutenサラバ!(上)


サラバという言葉が生まれた箇所を見てみましょう。
p208〜212
 僕らにはきっと、僕らにしか分からない言葉があった。
 アラビア語でもない、日本語でもない、ましてや英語でもない、僕とヤコブにしか分からない言葉があったのだ。
 今でも覚えている、別れの言葉がある。
 「サラバ。」

 僕たちが別れるのは、いつも僕のフラットの前だった。僕たちは手を上げ、「サラバ!」と叫んだ。初めは、アラビア語の「さようなら」である「マッサラーマ」を使っていた。僕がふざけて「マッサラーバ!」と言い出したのが、始まりだった。

 アラビア語の「マッサラーマ」と日本語の「サラバ」を組み合わせたそれを、僕はとても気に入っていたのだが、ヤコブは単純に「サラバ」を気に入った。

 「とても綺麗な言葉だ」
 僕がいくら「マッサラーバ」と言っても、ヤコブは頑なに「サラバ」と言い続けた。
 実際、ヤコブの「サラバ」は美しかった。
 まるで、「さようなら」という意味ではない言葉のように聞こえた。輝かしい可能性を孕んだ、キラキラした3文字に思えた。

 いつしか僕もヤコブを真似て、「サラバ」と言うようになった。そして僕らの「サラバ」は果たして、「さようなら」だけではなく、様々な意味を孕む言葉になった。「明日も会おう」「元気でな」「約束だぞ」「グッドラック」「ゴッドブレスユー」、そして、「俺たちはひとつだ」。

 「サラバ」は、僕たちを繋ぐ、魔術的な言葉だった。
 僕はいつしか、ヤコブがいないときでも「サラバ」と言うようになった。ピンチのときや、何かいいことがあったとき、つまり思いついたときにはいつでもだ。その3文字を呟くと、僕はそばにヤコブがいてくれるのだと思えた。ヤコブのにおいを、ヤコブの気配を感じることが出来た。そしてそれは、僕を安らかにしてくれた。だから僕は家の中で一番、「サラバ」を口にした。

(中略)
 溢れそうな感情を言葉にする代わりに、僕は手をヤコブの肩に乗せた。僕はすべての思いを掌に委ねた。ヤコブに伝わりますようにと、願った。

 ヤコブは僕の手を握った。僕のより大きなその手は、やはり温かく、湿っていた。ヤコブは、こう言った。
 「サラバ。」
 その言葉だけで、僕は救われた。

 僕らは「サラバ」で繋がっている。僕らの間には、何の隔たりもない、僕らはひとつだ。そう、思うことが出来た。


西加奈子「サラバ!」10年間の全部ぶつけたとのことです。
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【ふくわらい】


西加奈子著、朝日新聞出版、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
マルキ・ド・サドをもじって名づけられた、書籍編集者の鳴木戸定。25歳。唯一の趣味は、暗闇でのひとり遊びー。

<読む前の大使寸評>
帰国子女にして、関西弁の使い手というのが、大使の認識であるが・・・
この小説は、かなりインターナショナルな場面設定になっているようです。

rakutenふくわらい


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<直木賞受賞会見で>
直木賞受賞会見で、村上春樹さんを彷彿とさせるという意見も出たそうです♪
・・・褒めすぎやで。

2015.1.16「文学界もプロレスのように必ず盛り上がる」 直木賞受賞会見より
 第152回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の料亭「新喜楽」であり、直木賞に西加奈子さん(37)の「サラバ!」(小学館)が選ばれた。
 新人賞から作家デビューという王道ではなく、出版社への「持ち込み」から始まった作家業。会見前に記者に向かって「お願いします」と大きな声で挨拶し、海外育ちの自身を投影した受賞作「サラバ!」とその生い立ちを語った。

Q:村上春樹さんを彷彿とさせるという意見も出ましたが。
 うわっ、すごい。それ言ったらちょっとヤバいですね(笑い)。そんなんおこがましいです。申し訳ないです。でもむちゃむちゃうれしいです。

Q:26歳で上京されたときに、ご両親には「仕事が東京で見つかった」と嘘をついて出てこられたということですね。お父さんからは「両親が勝手に産んだんだから、あとは好きなように生きなさい」、お母さんからは「ありがとうという言葉は、何度言っても言い過ぎることはない」と言われてきたそうですが、「信じた道を生きる」影響は、ご両親から受けたのでしょうか?。

 「ありがとう」と言うのは、大阪の人はみなそうなんですよね。バス降りる時にも「ありがとう」。なんやろ、心がないというか(笑い)、それぐらいナチュラルに出る言葉なんですね。祖母から母に、そして私に言われ継がれてきたのが「物喜びしなさい」という言葉で、これは関西の言葉なのかな…、調べてみたら「大げさに喜ぶ」みたいな意味なんですが、その言葉を守っているというか、そうなってまうというか。

Q:今日は大げさに喜ぶということはない?。
 ここで大げさに喜んでいろいろ問題になると困るから、抑え気味にしています。
 父は小さいころから「おまえが生んでくれといって生まれたわけではないし、おまえはお父さんとお母さんが勝手に産んだんやから、好きに生きなさい。ただ自分のやりたいことに責任を持ちなさい」と、本当にその通りにやらせてくれました。

 両親は作家でいる私に驚いていて、さっき(受賞を知らせる)電話をしたらほんとにほんとに喜んでくれました。私が私以外の人間として生まれてくることは体験できないので、両親の子としてに生まれてきてよかった。そうじゃなければ「サラバ!」も書けなかったし、「サラバ!」以外の作品もそうなので。まとめちゃうと、二人には本当に感謝しています。

Q:今後どんな小説を書いていきたいですか?。
 うーん、どんな小説…、「どんな小説」っていうのがふわふわしていて、全力で思うことを書きたいし、当たり前やって思っていることとか、当たり前やって思われていることとか、これが常識やっていうことを本当にそうなのかっていったん問いかけるようなものとか……。小野さんが「弱者」とは言いたくないとおっしゃった気持ちはよくわかります。
 小説というのはニュースにはならないこと、歴史を振り返ったときに大きなシャベルですくったものからこぼれ落ちるものを書くことじゃないかと思ってます。あとは、誰かひとりに寄り添うような小説を書きたいです。



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<関西人の系譜>
負けたらあかん 負けたらあかんで東京に・・・♪
・・・と、東京にコンプレックスを抱く大使が、個人的な拘りで「関西人の系譜」を編んでみました。
グローバリズムの吹き荒れる現下の状況で、アンチ東京では時代錯誤も甚だしいが、権威とか成り上がり者というイメージが東京とかぶるわけですね(大使の場合)とくに東京の人に恨みを持つものではありませんので、そこのところを、宜しく(笑)

なお、この系譜にはやや、アート系や京大人文研とかに偏りがみられるけど、ご笑覧あれ♪
BGMは、もちろん道頓堀人情 天童よしみでんがな。

・司馬遼太郎
・安藤忠雄
・横尾忠則
・勝谷誠彦
・小松左京
・京都学派(京大人文研)
・西加奈子
・百田尚樹
・六代桂文枝
・小田実
・織田作之助
・佐々木マキ
・村上春樹
・川上未映子
・又吉直樹

<京都学派(京大人文研)>
京都学派(哲学)、京都学派(近代経済学)、京都学派(京大人文研)などいろいろな京都学派があるが、大使が惹かれるのは京大人文研の系譜である。


wikipedia京都学派より
また、上記とは別に戦後京都大学人文科学研究所(京大人文研)にて頻繁に共同研究会を開き、活発な討論を行っていた一派も、京都学派と呼ばれるが、上記の京都学派とは直接の関係はない。こちらは東洋史学の貝塚茂樹、塚本善隆、藤枝晃、中国文学の吉川幸次郎、フランス文学の桑原武夫、植物学の中尾佐助、生態学から人類学にまたがる成果を挙げた今西錦司らが特に著名である。この顔ぶれからも推察されるように、この京大人文研の活動範囲は狭義の人文科学から自然科学の領域にまでまたがった学際的なもので、今西は自らの学問領域を自然学とも称した。また、国立民族学博物館へと活躍の場を移した梅棹忠夫(生態学→民族学・人類学)や、国際日本文化研究センターの設立に尽力した梅原猛(哲学)らも、この京大人文研の京都学派に含める。


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<通天閣>
帰国子女でありながら、関西弁をマスターした西加奈子さんもこの系譜(関西人の系譜)に加えるものとします。


【通天閣】
通天閣

西加奈子著、筑摩書房 、2006年刊

<「BOOK」データベースより>
どうしようもない人々が醸し出す、得体の知れないエネルギーが溢れている大阪ミナミ。社会の底辺でうごめく人々の愚かなる振る舞いや、おかしな言動が町を彩っている。主人公は、夢を失いつつ町工場で働く中年男と恋人に見捨てられそうになりながらスナックで働く若い女。八方ふさがりに見える二人は、周りの喧噪をよそに、さらに追い込まれていく。ところが、冬のある夜、通天閣を舞台に起こった大騒動が二人の運命を変えることに…。

<大使寸評>
初めて西さんの作品を読むのだが、帰国子女の見るミナミはどんなかな?と思ったわけです。
また、東京スカイツリーにはおよびもないが通天閣のレトロもええでぇ♪というやや屈折した思いもあるのです。

rakuten通天閣


ところで・・・
西さんが既に授賞している「織田作之助賞」の受賞者たちだが・・・見事のごとく知らんがな。

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