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zoom RSS 『ひとりガサゴソノ飲む夜は・・・』3

<<   作成日時 : 2018/06/09 07:32   >>

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<『ひとりガサゴソノ飲む夜は・・・』3>
図書館で『ひとりガサゴソノ飲む夜は・・・』という本を、手にしたのです。
シーナのエッセイ集をわりと読んでいるが、外れが無いのがいいではないか♪
3割打者のようなエッセイ集やで。



【ひとりガサゴソノ飲む夜は・・・】


椎名誠著、角川書店、2005年刊

<出版社>より
何があっても毎日酒を欠かさぬ著者が、日本・世界で会った様々な酒とツマミについて語ります! 羨ましくなるほど美味しそうなものから、遠慮したいゲテモノ系オツマミまで。酒飲みの可愛らしさと悲哀のエッセイ。

<読む前の大使寸評>
シーナのエッセイ集をわりと読んでいるが、外れが無いのがいいではないか♪
3割打者のようなエッセイ集やで。

kadokawaひとりガサゴソノ飲む夜は・・・


老人向けのシルバーコースを、見てみましょう。
p200〜202
<シルバーコース。蕎麦屋の昼酒> 
 蕎麦屋でイッパイというのが案外いいのである。昼間と夕方の蕎麦屋は食事客が多いから酒を飲んで長く居すわるのは店から迷惑がられるので遠慮したほうがいい。狙い目は昼からはだいぶ離れた時間で、しかし夕方というにはまだちょっと、というような曖昧時間。

 いわゆるひとつの遅い午後というやつですかね。ただし店によると2-3時すぎから夕方まで休んでしまうところがあるから要注意。まあそこそこ流行っていてずっと営業しているところを見つける。流行っているくらいでないと蕎麦の味が心配という理由もある。

 昼間、居酒屋で飲んでいるのは少々気がひけても、蕎麦屋だとまあ蕎麦を食う前にちょっとオツな気分になったものだからかるくイッパイやりたくなってという風情が演出できて、世間的にも個人的にもまあまあ言い訳がたつというもんです。

 下町の蕎麦屋だとイタワサやデンガクぐらいはあるから肴(さかな)はそれでいく。話のあう友人もいいがちょっと昔わけありの女なんか目の前にいるのもいい。いずれにしても蕎麦屋でイッパイというのは純然たる中年コースであるから一人というのはややいずまいに注意が必要だ。薄いジャンパー着て背中丸めてひっそり、などというのはどうも侘しいのが先にたあてしまうからここはゆったりといきたい。
 
 居酒屋だとまわりが酔っぱらいだらけになって叫ぶように話す客が多くなり、こっちもぼそぼそやっていたら相手に聞こえないから影響を受けて自然に大きな声になる。
 人間というものh不思議なもので、大きな声ではなかなか人生的な会話ができないもので、大声会話というのはついつい下世話なその場かぎりのものになってしまう。

 そのてん、蕎麦屋というのはあたりに客がいても基本的にツルツルもしくはズルズル音が中心でいたって静かなものである。
 こっちもせいぜい目の前の話相手に聞こえる程度の声で静かに話しているから、人生的に深い話なんかが出てきてもおかしくない気配になっている。

 したがって話相手はやっぱり古い友人とか昔のワケアリ女なんてのがいいのだ。ビールよりは日本酒のほうがいいでしょう。たいした酒は置いていないが、コップの冷や、枡つきなんてのがあればそれで充分。

 肴の種類は少ないけれど店によっては天丼のアタマだけ、なんてのが注文できる。その通り天丼の上に乗っている海老の甘煮みたいなのが出てくる。こいつを突っつきながら、というのもなかなかいいもんです。

 しかしそこにいる時間はせいぜい1時間が限度。居すわってしまうのは粋とは遠い。
 二人で二、三合やって最後に蕎麦をたのむ。この場合は絶対にモリでしょう。
 ワサビか唐がらしでツルツルっと威勢よくやってあっと言う間に全部食ってしまう。蕎麦湯をもらってすっと飲んでおしまい。

ウン シーナさん、粋やんけ。
しかし、蕎麦屋の昼酒なんてのは、暇な老人でないとできないわけで、老人の役得なんでしょうね。


『ひとりガサゴソノ飲む夜は・・・』2:モンゴルの焼き肉
『ひとりガサゴソノ飲む夜は・・・』1:ビールの現状

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