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zoom RSS 『昭和の男』1

<<   作成日時 : 2018/03/03 07:12   >>

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<『昭和の男』1>
図書館で『昭和の男』という本を、手にしたのです。
半藤一利と阿川佐和子が「昭和の男」を語るという企画が、ええやんけ♪
昭和を代表する男8人というチョイスもなかなかのものやで。


【昭和の男】
昭和

半藤一利, 阿川佐和子著、東京書籍、2017年刊

<出版社>より
昭和を代表する男8人を選び、その生きざまと時代を語り合う。『日本のいちばん長い日』『昭和史』など、「生きる昭和史」としてますます活躍する半藤一利と、男性に辛口なエッセイで大人気、『聞く力』の阿川佐和子が、自分の体験から独自に選らんだ「昭和の男」8人を選びました。「昭和の男とは何なのか」の議論は白熱、結論は意外な方向に……。

<読む前の大使寸評>
半藤一利と阿川佐和子が「昭和の男」を語るという企画が、ええやんけ♪
昭和を代表する男8人というチョイスもなかなかのものやで。

rakuten昭和の男


阿川弘之、つまり佐和子さんのお父さんについて、見てみましょう。
p172〜
<阿川家の昭和> 
阿川:本当に父のこと、この本に入れるんですかあ? えーと、私の父、阿川弘之は1920年、国際連盟成立のときに生まれ、で、2015年、94歳にして老衰で亡くなりました。終わり。

Q(編集部):老衰ですか。

阿川:「立派な老衰です」って、お医者様が太鼓判押してくださいました。最後の最後まで頭はしっかりしていました。でもちょっと幻覚といいますかね。1ヵ月前ぐらいから、俺のベッドの前にエレベーターがあるとか、そこに人が立っているぞとか、何が見えてるのかな?というような…。でもほとんどギリギリまで頭はしっかりしてて。

半藤:しっかりしていましたね。
 
阿川:私が病院にいくと、「おまえ、先週頼んだあの本は持って来てくれたか」「はい?」なんて、こっちのほうが忘れている(笑)。スミマセンなんて…。文庫本を読むことだけを楽しみにしておりましたので。

半藤:本は読めたんですか。
 
阿川:字のおおきない文庫本をなるべく探して。ベッド用の移動式テーブルがありますでしょ? その上に『斉藤茂吉全集』とか、ひんぱんに読む本を置いて、くしゃくしゃになるまで読んでました。

半藤:そう。茂吉をね。 

阿川:あるとき母に、「おまえは歌を作ってみる気はないかね」と言うんです。でも、母は、「ああぜんぜん、作る気ない、ない」なんてにべもないの(笑)。 もうちょっと何かお世辞でも、「そうですね、作ってみましょうかね」ぐらい言ったらどうかなと思ったけど。「お父ちゃん作れば?」と私が言ったら、「俺にはその才能はない」と。父は自分で歌を作ることはしなかったです。

半藤:作らなかったですか?

阿川:ノートにチラッと書いたりしていましたけど、「まったく才能ない」って。

半藤:歌ってのは、ある種の稽古がないと、できないんですよね。

阿川:やっぱり散文と俳句とは、脳の使い方が違うって言いますが。

Q:斉藤茂吉がお好きだったんですか。

阿川:たいそう好きでした。あとは万葉集とか。常に読んでいたのは、最後は歌集だったような気がします。酒瓶と文庫本だらけの病室でした。

半藤:病室に? 酒瓶?

阿川:病院が本当に理解があるというか。つまり、体のために肉を食べちゃいけないとか、甘味制限とか、お酒飲んじゃいけないとか、患者には言わない。ただ禁止するばかりでは、生きている楽しみがなくなるから、やりたいということはできる限りやらせてさしあげるという方針なんです。

Q:お父様は恐かったんですか、やっぱり。

阿川:恐いっていうか最後まで緊張しました、私はね。父から電話があると、「ウッ、やめようかな、出るの。 うむ、でもどうせ出なきゃいけないだろうな」と覚悟して出るって感じ。

半藤: でも、他人に対しては、どうだったかな?

阿川:家族以外? まぁ、怒るときもあったみたいですが、めったに怒らなかった。出版社の方々にも…半藤さんとは50年のお付合いと言ってくださっていますが、父に叱られたとかいうことはありました? たとえば昔、新潮社に、ある男性の担当の方がいらしたの。面白い人なの。でも、あるとき昭和天皇陛下を「昭和天皇は…」っておっしゃったんです。何かの話の勢いでね。そしたら、「君!陛下と言いたまえ! 昭和天皇陛下と言いなさい!」って怒鳴り散らして大変だったことがある。

半藤:それは昭和天皇が非常にお好きだったからですよ。

阿川:大好きだったの。何でだろうね。フ、フ、フ。

半藤:やっぱり「聖断」じゃないですか。

阿川:そうですね。

半藤:あの困難の中で、よくぞ終戦を天皇は決意されたと。

阿川:収められたということで。

半藤:天皇の決意ですからね。最後のところは天皇が鈴木貫太郎のことばに応じて決断したのですから。自分の身はどうなってもいい、と。



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