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zoom RSS 『気になる日本語』2

<<   作成日時 : 2018/03/06 08:56   >>

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<『気になる日本語』2>
図書館で『気になる日本語』という本を、手にしたのです。
目次を見ると「気になる日本語」もさることながら、クリント・イーストウッドとか映画「ゴールデンスランバー」が出て来るのがいかにも小林信彦ふうで、ええでぇ♪


【気になる日本語】
気になる

小林信彦著、文藝春秋、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
アマチュアの時代はこまったものだー徹底した個人主義を守りつつ、世間にきっぱり物申す。映画の話題も満載。「週刊文春」好評連載単行本化第13弾。

<読む前の大使寸評>
目次を見ると「気になる日本語」もさることながら、クリント・イーストウッドとか映画「ゴールデンスランバー」が出て来るのがいかにも小林信彦ふうで、ええでぇ♪

rakuten気になる日本語


イーストウッド作品が語られているので、見てみましょう。
p49〜52
<イーストウッド、初めてのスポーツ映画> 
 近所の医院から帰ると、妻が「アサクラヒサシさんが亡くなりました」と言った。
 アサクラヒサシ?
 そういう名前の人はひとりしかしらないのにもかかわらず、頭の中で文字が渦を巻いた。
 朝刊のうしろの方を見ると、朝倉久志(翻訳家、本名・大谷善次)、14日、心不全のために死去、79歳、大阪市出身、とあった。

 年長であることは知っていたが、決して弱々しい体格ではなかった気がする。訳書としてフィリップ・K・ディックやカート・ヴォネガット・ジュニアの作品名があげてあった。それらの実験的作品(当時)は、朝倉さんの翻訳でなかったら、読む気がしなかっただろう。

 海外作品のユーモアは日本語にすることがむずかしいのだが、浅倉さんはそれが可能だった。最初にそう教えてくれたのは、去年亡くなった永井淳氏である。
「あの人はサラッと訳して、笑わせる。あれはできないことだ」
 故稲葉明雄氏も同じようなことを言っていた。稲葉氏も朝倉氏と同じ関西の出身である。

 実は、訃報に接しなくても、朝倉久志氏の名前を記すつもりだったので、どうも具合が悪いことになった。
 以上の三人とならぶ名訳者として深町真理子さんの名前をあげるつもりだった。われわれ、往年の翻訳小説読者は、この四人を<訳聖>と呼んでいたのである。
(中略)

 クリント・イーストウッドの最新作「インビクタス/負けざる者たち」を劇場で観た。新型インフルエンザをおそれて試写会に行けなかったのだ。
「チェンジリング」「グラン・トリノ」と傑作がつづいたので、妙に構えて観るファンもいるようだが、ぼくは前の晩に山本嘉次郎監督の「孫悟空」(1940年)に満足していて、そのままの気分で劇場に向かったのである。

 イーストウッドみずから<私が今までやったことのないタイプの話だ>と語るように、これはスポーツと政治の結合だ。1994年5月、ネルソン・マンデラが新生南アフリカの大統領に就任した時、どういう選択をしたかという物語。

 ネルソン・マンデラを演じたかったモーガン・フリーマンがイーストウッドに相談した企画だが、イーストウッドはマンデラの<>の話には乗らなかった。それは映画的ではないから。

 南アフリカにおけるアパルトヘイトは終結したが、白人と黒人の対立は激しい。そこで、マンデラは一つの策を考える。自国で開催されるラグビーのワールドカップで、代表チーム<スプリングボクス>を勝たせるように国民に呼びかけるという手だ。
 M・フリーマン扮するマンデラは茫洋とした人物に見えるが、実は抜け目のない、時として演技者であるのが見えてくる。
(中略)

 こういうサスペンスフルな脚本を書いたアンソニー・ベッカムは南ア育ちで、アパルトヘイトに反感を抱く作家である。<スプリングボクス>が勝ち進み、1995年6月に6万余の観衆の前で、ニュージーランドを倒す長い試合がクライマックスになるのはいうまでもない。


『気になる日本語』1

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