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zoom RSS 『絵本作家のアトリエ3』2

<<   作成日時 : 2018/03/05 20:50   >>

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<『絵本作家のアトリエ3』2>
図書館で『絵本作家のアトリエ3』という本を、手にしたのです。
作家14人のなかで知っていたのは、佐々木マキ、和田誠、レイモンド・ブリックスの3人だけですが・・・これだけ居れば御の字でんがな♪


【絵本作家のアトリエ3】
絵本

母の友編集編、福音館書店、2014年刊

<商品説明>より
人気絵本作家のアトリエを訪ね、創作と人生を聞く「母の友」好評連載の単行本シリーズ最終巻。片山健、五味太郎、林明子、スズキコージ、甲斐信枝など、国内外の作家14人を収録。1970年代、前世代が築いた礎の上、子どもの心の動きや動植物の生態に迫り、斬新な発想と表現で独自の世界へ誘う作品を作り続ける彼らの思いとは。創作現場の写真とインタビューで綴ります。読めばもっと絵本が好きになる。絵本ファン必読の書。

<読む前の大使寸評>
作家14人のなかで知っていたのは、佐々木マキ、和田誠、レイモンド・ブリックスの3人だけですが・・・これだけ居れば御の字でんがな♪

rakuten絵本作家のアトリエ3

風風が吹くとき

イギリスでのレイモンド・ブリックズさんへの取材を見てみましょう。
107〜113
■戦争への嫌悪
 レイモンド・ブリックズさんは1934年、英国ロンドン郊外のウィンブルドンに生れた。牛乳配達人の父と母の一人息子として、大切に育てられた。
「母が38歳と高齢出産だったから、余計に甘やかされていたかな。ごく普通の、幸せな少年時代だ」。

 第二次世界大戦が始まると、幼いレイモンド少年は一人で大叔母のいる田舎へ疎開した。戦争の記憶は今も生々しい。
「ドイツ軍が飛んできて爆弾を落としていくんだ。それは恐ろしかった。爆撃の瞬間は恐怖は感じない。あまりにも受け入れがたい状況を目の当たりにすると、興奮に支配されてしまうんだ。可能な限りの人を殺すために、何トンもの爆弾が入っているとも気づかずにね。まず閃光が来て、それから少し遅れて爆発音が来る。ボーン。建物が崩れ落ちる音が聞こえてようやく、1マイル先で人々が死んでいっていることに気がつくんだ。変な感じだよ」。 

 眉間のしわが深くなった。自身も学生時代、2年間徴兵され、通信部隊で図面を描いていたという。

「朝鮮戦争が終わる寸前で、若者がたくさん死んだ。まさに私の世代だ。それなのに。近ごろ50代以下の人と話すと、朝鮮戦争なんて聞いたこともないんだ! まあ、外国で起きていることを知る機会は少ないからね。自分に関係ないときにはとくに。
 今のイラクやアフガニスタンを見てみたまえ。酷い戦争だよ。もう250人が戦死している。20歳の若者や29歳の父親が・・・。日本は今戦争はしていないのかね?」。

 ええ、日本には平和憲法がありますから。
「なんだって!? 憲法で戦争が禁止されているとはな! そりゃすばらしい。ははは、なんて賢いかんがえだ。
 いや、アフガンでの戦争にしたって、そもそもこちらで起きているテロリズムから人々を守るためのものだったはずなんだ。でも一方で我々はあちらへ行って人を殺している。結果として憎しみを増幅させ、さらなるテロ活動を誘発している。まったく狂気の沙汰だよ」。

 そう言って首を振ると「スノーマン」マグカップから紅茶をすすった。
「さて政治的状況については議論したとして、他に聞きたいことは?(笑)」。

 戦争が終わると奨学金を得てグラマースクールへ進学、その後ウィンブルドン美術学校へ進んだ。目的ははっきりしていた。漫画家になりたかったのだ。
(中略)

■『さむがりやのサンタ』秘話
 絵本作家レイモンド・ブリックズの名を知らしめたのが、1973年に原書が出版された『さむがりやのサンタ』だ。だれもが憧れる夢の人物、サンタクロースをちょっぴり頑固で不機嫌な、リアルな老人として描き、世間を驚かせた。

「あのころは、サンタクロースや怪物、雪だるまといった空想上の存在を描くのにこっていたんだ。彼らが本当にいたと仮定し、何もないところから一つ一つ、論理的に人物像を作っていく。
 もしサンタクロースが実在するとしたら、彼はどこに住んでいるだろう? どんな容姿をしている? ヒゲが白いから年寄りだろう。慣例的に太っていることになっている。仕事は極めて退屈、かつ極寒の夜、世界中の空を回るというキツイものだ。
(中略)

 空想から一歩現実に引きつけてみると、みるみるリアルな存在として立ち上がってくるから面白くてたまらなかった」。

 もう一つ画期的だったのがコマ割り表現だ。
「絵本はたいてい32ページ、運がよくて40ページだ。あの作品には32場面以上の絵がどうしても必要だったから、コマ割りにした。
 しかし漫画ってのはひどく疲れる仕事だよ。なんたって1ページに十の絵を描くんだ120ページで200枚、膨大な労力がかかる。アメリカや日本の漫画家はチ−ムで分業しているそうだが、私の場合は全作業を一人でやらにゃいけん! ちくしょうめ!(笑)」。


『絵本作家のアトリエ3』1



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