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zoom RSS 『杉浦日向子の食・道・楽』2

<<   作成日時 : 2017/08/13 18:15   >>

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<『杉浦日向子の食・道・楽』2>
図書館で『杉浦日向子の食・道・楽』という本を、手にしたのです。
おお 杉浦さんの本ではないか…
最後のエッセイ集とのことで、心して読むとしよう♪

なお、借りたのは2006年刊のハードカバーでした。



【杉浦日向子の食・道・楽】
杉浦

杉浦日向子著、新潮社、2009年刊

<「BOOK」データベース>より
テレビ番組の解説でもおなじみ、着物姿も粋な、稀代の絵師にして時代考証家、「江戸からタイムスリップした」現代の風流人・杉浦日向子の人柄と心意気を映す最後のエッセイ集。命をつなぐ食をめぐる話、人生を彩る酒の話題、大切にしていた憩いのひとときを思いをこめて綴る。懐かしい作品制作風景、単行本未収録の漫画のひとコマ、愛用の着物、酒器、小物の口絵写真、作品リストも収録。

<読む前の大使寸評>
おお 杉浦さんの本ではないか…
最後のエッセイ集とのことで、心して読むとしよう♪

rakuten杉浦日向子の食・道・楽


お酒の呑み方をもうひとつ、見てみましょう。
p136〜137
<酒を呑むにも上手下手> 
 自分は、筋金入りの酒呑みだから、ほんのお湿り程度であれ、酒がなくては、ものが食べられない。どんなに旨そうな前菜が、目の前に置かれようとも、初めの一口の酒が届かないうちは、手はひざに貼りついたまま。しかし、ものがなくとも酒は呑める。

 呑み始めると食べるのが億劫になる。食べることは命の根幹で、本当に大切なのは解っているのに、食べる作業は運動と同じで、疲れる。しっかり食べるには、それなりの体力が必要だ。

 最も面倒なのが、ナイフ・フォークと箸。人間以外に、道具を使わなければ採餌できない動物はいない。いちいち、持ち替えては置き、持ち替えては置く。

 これは当たり前のことなのだけれど、酒呑みにはこのうえなく、うっとうしい。「呑むと良く喰う」タイプもいるが、胃弱の酒呑みには、そんな芸当はできない。結局、腹にたまらない。塩辛い珍味を、ちびちび嘗めながら、ぐずぐず存分に呑むことになる。

 これが、いちばん、いけないんだそうだ。こうやって20年以上酷使し続けた、肝臓と膵臓が、ついに悲鳴をあげた。

 しばらく断酒をして、臓器のご機嫌をうかがったうえで、また、ぼちぼち呑んでいる。断酒は、思いのほか辛くはなかった。それより、この先、呑めなくなる身体になるのが、厭だった。現在の臓器を休ませれば、将来は呑めるというのが、張り合いとなった。

 ようやく血液検査による数値が、放免となった解禁ののとき、「呑む前に食べろ」が、主治医との、唯一の約束。

 まず、ちいさな盃で、梅酒を一杯(これは酒じゃない、いわゆる露払い)。そしてちいさな握り飯(海苔なし具なし)をひとつ。それに蜆か豆腐の赤出しを一椀。なんだか、とても、落ち着く前菜だ。こうすると、おのずと酒量も減るし、穏やかな満足感も得られる。

 なにしろ、箸を使わない握り飯と、噛まずに飲める味噌汁が、なんの抵抗もなく、素直に受け容れられる。こんなん有り? という意外なほどイージーな、呑ん兵衛必携の「救済符」。

 外の呑み屋で、初手にいきなり「お握りと赤出し」は、気恥ずかしいかもしれないが、馴染みの店に、訳を話せば、毎回そうしてくれる。この前菜、定着して欲しいと、切に願っております。

ウン 胃弱の場合の呑み方など、今の大使にとって参考になりまんな♪

『杉浦日向子の食・道・楽』1

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