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zoom RSS 『すべての愛について』3

<<   作成日時 : 2017/07/11 08:47   >>

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<『すべての愛について』3>
図書館で『すべての愛について』という本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、作家や役者たちとの対談集であるが・・・
武士道や戦争小説などを題材にしているところが浅田さんらしくて、ええでぇ♪



【すべての愛について】
浅田

浅田次郎著、河出書房新社、2006年刊

<「BOOK」データベース>より
恋愛、家族、ギャンブル、馬、ゼイタク、涙、まち、東京、日本…読書、小説。そして書くことへの、さまざまな「愛」について。作家・浅田次郎の本音。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、作家や役者たちとの対談集であるが・・・
武士道や戦争小説などを題材にしているところが浅田さんらしくて、ええでぇ♪

amazonすべての愛について


森まゆみとの対談を見てみましょう。

<オタクふうに・・・>p82〜87
森:今年は大変お忙しい年になられましたね。直木賞を受賞されて、いかがでしたか?

浅田:賞をもらう以前から、忙しさに関しては、時間的にも、もう飽和状態でした。その上に直木賞が乗っかったわけですから、正直いって、何やっているか全く分からない状態です。今も何やっているか全然分からない(笑)。

森:今日は今年刊行された本をめぐる対談なんですが(笑)。

浅田:今一番の悩みは何かと聞かれたら、本が読めないこと。だから僕が二つ返事で朝日新聞の書評委員を引き受けた理由は、ただ一つ、本を堂々と読める、それですよ。

森:無理しても新刊を読みますものね。新聞書評をなさってみて、普通の原稿を書くのと比べてどうですか?

浅田:おもしろい。読んで感じた通りのことを書けばいいわけですから。そういう意味では、もっとやりたいんですけどね。何しろ時間がなくて。

森:いやいや、ぜひたくさん書評してください。そこで、と言っては何ですか(笑)、書評にお書きになったものも含めて、今年、おもしろかった本はありましたか?

浅田:おもしろかったというのとちょっと違うかもしれないけれども。遠藤周作さんの『無鹿』(文芸春秋)は、いい本だと思った。

森:私は『夫婦の1日』(新潮社)のほうを読みましたけれども、どんなところがよかったですか。

浅田:どうして遺作と言うのは、いいんだろう? これが最後の1冊だなという思い入れがあって読むからかもしれないけれども、いいんですよね。例えば芥川龍之介。あの人の作品は全て暗くてシリアスな、どれでも遺作になりそうな小説なんだけれども、やっぱり『歯車』という作品は、何度読んでもいいなと思います。ちょっと他のものとは違う、ある澄みわたった世界というのがある。それを『無鹿』には感じました。

(中略)
浅田:もう一つ非常に興味を持って読んだのは『アンダーグラウンド』(講談社)。だって、「なぜ村上春樹さんが?」という感じでしょう? 僕は、これは村上さんにとって「偉大なる習作」なのではないか、という気がします。

森:書評に採り上げておられましたね。

浅田:『ねじまき鳥クロニクル』(新潮社)に、ノモンハン事件のことが出てきました。ノモンハン事件は小説の素材としては最も厄介なものじゃないかなと僕は思っていて、村上さんがそれに触れたということにびっくりしたんです。村上さんは僕より一つか二つ上の、いわゆる完全な戦無派。いつかは、戦無派の人たちが、僕も含めて、戦争を題材にした小説を書くことになるでしょう。でも今はなかなか難しいんですよね。ですから『アンダーグラウンド』は将来村上さんが書かれるはずの「戦争」への一つのステップじゃないかと推理しています。

森:今年は戦争を知らない世代が戦争を考えるという試みが目につきました。小説以外でも、加藤典洋さんの『敗戦後論』(講談社)が論争を巻き起こしました。

浅田:戦後生まれの学者が客観的な戦争論というのを語り始めたということは今年の収穫ではないでしょうか。

森:私が読んでよかったのは、川村湊さんの『満州崩壊「大東亜文学」と作家たち』(文芸春秋)。日本が植民地を持っていた頃というのは、ほとんどの人が満州や台湾、朝鮮に関わっていますよね。引き揚げてきた人も非常に多い。そういう人たちがまだたくさんいて、それなりの記録や回想記はあっても、私たちになかなかつながってきませんでしょう。

浅田:去年、中公新書の『キメラ−満州国の肖像−』(山室信一)を非常に興味を持って読んだんですよ。読んでいる最中に気がついた。この人、もしかしたら若いんじゃないかなって。客観的だったから、記述が。

森:藤原ていさんの『流れる星は生きている』(中公文庫など)のような、体験談が今まで主流でした。それも貴重ですけれど。

浅田:僕、実は満州オタクなんです(笑)。「満州」という名前がつく本は大体読むんですけれども、『キメラ』には驚きました。こういうのが出始めたんだなって。


『すべての愛について』1:山本一力との対談
『すべての愛について』2:阿川佐和子との対談


この記事も浅田次郎の世界に収めておきます。

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