カツラの葉っぱ 大好き!

アクセスカウンタ

zoom RSS 『すべての愛について』2

<<   作成日時 : 2017/07/09 08:40   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

<『すべての愛について』2>
図書館で『すべての愛について』という本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、作家や役者たちとの対談集であるが・・・
武士道や戦争小説などを題材にしているところが浅田さんらしくて、ええでぇ♪



【すべての愛について】
浅田

浅田次郎著、河出書房新社、2006年刊

<「BOOK」データベース>より
恋愛、家族、ギャンブル、馬、ゼイタク、涙、まち、東京、日本…読書、小説。そして書くことへの、さまざまな「愛」について。作家・浅田次郎の本音。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、作家や役者たちとの対談集であるが・・・
武士道や戦争小説などを題材にしているところが浅田さんらしくて、ええでぇ♪

amazonすべての愛について


阿川佐和子との対談を見てみましょう。

<僕は人を好きになると愛の言葉を百万回言います>p69〜72
阿川:浅田さんは長編小説をお書きになることが多かったけれど、直木賞を受賞された『鉄道員』と今度の『月のしずく』は短編集ですね。

浅田:僕、体育会系の発想しかしないんで、最初に直木賞の候補になった『蒼穹の昴』上下巻を書いた後、筋肉が緩んだ感じがした。つまりマラソン用の筋肉になっちゃったような気がしたんで、スプリンター用の隆々たる筋肉がほしくなったんです。

阿川:短距離が走りたくなった。

浅田:それに、こういうジャンルの人だってレッテル貼られるのが嫌なんです。オールラウンドがほしかった。今でもそうです。だから、今年はものに憑かれたように外国旅行しているんです。

阿川:どういう意図があってですか。

浅田:今までの僕の小説は、純血の日本人みたいなのが多かったし、基本的なものの考え方が日本人的だから、もっとグローバルな視野を持ちたいと思って。

阿川:小説の題材として?

浅田:大儀名文はね。で、僕、染まりやすいんです。イタリアへ行くと、瞬間的にイタリア人になっちゃう(笑)。

阿川:アモーレ・ミオになっちゃう。

浅田:突然、ブルーのシャツに赤いネクタイ締めて、黄色いジャケット着て「ボンジョルノ」って帰って来る(笑)。

阿川:やだー、派手。

浅田:それが覚めないうちに、この間、ウランスに行ったら、今度はパリジャンになって帰って来た(笑)。

阿川:何ですぐ染まっちゃうんですか。

浅田:僕、20年間ずっとアパレル業界におりますんで(現在もブティックを経営)、ファッションや流行に結構敏感で。今までフランスブランドってあまり興味なかったんですけど、今度行ってみたら、ソニア・リキエル・オムっていいですね。デザインが気に入っちゃって、お買い物爆発しちゃいました。

阿川:今、お召しになっているものもパリで買ったものですか。

浅田:うん。パリのカフェで観察してたら、黒系で、こういう感じのやつが多かったの。でも、この感じにボルサリーノの帽子とクリーム色のライトコートを着て帰って来たら、成田に降り立った途端、すごい恥ずかしかった(笑)。

阿川:ファッションではわりにナルシスティック?

浅田:ナルシストじゃない、見栄っ張り。ナルシストっていうのは自己陶酔、見栄っ張りは他人から見られてカッコ悪く見られたくない。全然違うでしょう。

阿川:人目を気になさるほう。

浅田:ええ僕は見栄で生きているようなもんです。父親も親類が川の向こうに一人もいないというような江戸っ子なんで、僕を解くキーワードは見栄ですね。

阿川:例えば?

浅田:子供の頃、勉強しろなんて言われたことは一度もなかったんですけども、まずいものは毒だと。それから汚いなりは恥だぞとはよく言われた。だから、僕は今でもどんなに腹減っても、まずいものは食わないですよ。毒だから。

阿川:浅田さんは、小さい頃はおうちが裕福で、アメリカ車のダッジに乗って、私立の小学校に通ってらしたとか。

浅田:ええ。僕は『地下鉄に乗って』という小説で、うちの親父をモデルにしたんですが、あの通りなんです。うちの親父ってのは復員兵で、闇市で一山当てた、で、あっという間にバブルになった闇市成金なんですよ。

阿川:本当にお金持ちだったんですね。

浅田:僕が小学校3年生ぐらいまでバブル生活が続いて、突然、破産しちゃうんだけど。

阿川:おうちは大きかったんですか。

浅田:大きかった。カメラの卸問屋を神田でやってたんで、集団就職で上京してきた人たちが住み込んでいましたから。

阿川:お坊ちゃまとか呼ばれて。

浅田:いや、これは東京の商家の不思議な伝統でして、長男はお坊ちゃま。次男は冷や飯食いのみそっかすなもんで、僕は誰からも「次郎」と呼び捨て。

阿川:『月のしずく』に、ブラジル移民を夢見る使用人と、商家の次男坊の交流を描いた「ふくちゃんのジャックナイフ」が収録されていますが、あの世界。

浅田:そうそう。飯というと、座る順番が決まっていて、上座から親父、じいさん、兄貴、それで番頭さんたちが古い順にいて、私は末席ですよ。

阿川:当時は、豊かな生活で・・・。

浅田:いいとこの子、俺(笑)。物心ついたとき、うちにテレビがあった。

阿川:それは早いですねえ。私、浅田さんの2年下ですけれど、うちにテレビが来たの、小学校1年生だったかな。


『すべての愛について』1

この記事も浅田次郎の世界に収めておきます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『すべての愛について』2 カツラの葉っぱ 大好き!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる