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zoom RSS 『日本建築は特異なのか』2

<<   作成日時 : 2017/06/16 07:55   >>

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<『日本建築は特異なのか』2>
図書館で『日本建築は特異なのか』という本を、手にしたのです。
韓屋に惹かれる大使は、先日『韓国現代住居学』という本を読んだところだが・・・
その勢いで、この本を借りたのです。日本建築の何が独自なのかを考えてみたいということでんな♪


【日本建築は特異なのか】
建築

歴史民族博物館編、歴史民族博物館、2009年刊

<企画趣旨>より
 神社・寺院、御殿・住宅、城郭・民家・茶室などによる日本の建築文化は、縄文・弥生にはじまり、古代・中世・近世と日本列島内で受け継がれてきたもので、日本独自であり、日本固有のものであると考えられています。しかし果たして本当にそうなのでしょうか?

 東アジアに視野を広げてみると、中国や韓国の建築と日本建築はよく似た部分も多く、日本建築とは何が独自で何が固有のものなのか案外わからなくなってしまいます。このような観点にたって、あえて「特異」という言葉を使って日本の建築文化を考えようというのがこの企画展示の試みです。

 中国建築、韓国建築と比較して日本建築の何が独自なのかをまず考え、そこから東アジア建築の共通性、普遍性という問題を考えようとしています。

<読む前の大使寸評>
韓屋に惹かれる大使は、先日『韓国現代住居学』という本を読んだところだが・・・
その勢いで、この本を借りたのです。日本建築の何が独自なのかを考えてみたいということでんな♪

rekihaku日本建築は特異なのか


「第2章 中国・韓国・日本の住宅比較」を、見てみましょう。大使の関心はこの章につきるとも言えるのです。
p73〜75
<[中国・韓国]対[日本]編>
 まず、対照表にあげたように、中国・韓国が共通で、日本だけが違っている住宅の部分・要素をあげる。

 まず基壇である。中国・韓国では建物を建てるのに必ず基壇があり、その高さが建物としての格を表現するのに重要な意味をもっている。ところが日本の住宅では基壇は床や縁の下に入って見えないか、または多くの民家のように基壇そのものがないことが多い。

 屋根葺き材も日本の住宅では檜皮葺きや草葺きが上層の住宅でも主流であるのに対して、中国・韓国では瓦葺きが一般的なようである。

 組物はかなり明確に違う。中国・韓国では宮殿・寺院と同じように住宅でも組物を使う。ところが日本の住宅では、組物を全く使わない。組物があるのが宗教建築、ないのが住宅建築というように外観と機能が一致していてわかりやすいということになる。

 平面の拡大というのは少しわかりにくいかもしれない。日本の住宅では民家であっても梁間方向、つまり正面から見て奥行き方向に建物を建物を拡張して、全体として大きな建物にするのであるが、中国・韓国では細長いままで、一つの建物はあまり大きくすることはない。必用があるならば、建物の数を増やして全体で一つの住宅にする。四合院や中庭型住宅もその例である。

 玄関も大きく違う。日本の住宅のように玄関という入口が重要な役割を果たすことは、中国・韓国の住宅ではあまりないようである。日本では玄関の有無が建物の格を表現するということがあり、また、客によって使う玄関を変える住宅もある。

 日本では住宅に入るのに履き物を脱ぐ場所が玄関に限定されるのに対して、韓国では入口が明確でないので、脱ぐ場所が決まらないことがよくある。中国では庭に面していれば何処からでも建物に入れることになる。そもそも履き物を脱ぐ必用がない。

 建具は中国・韓国では扉・開き戸が普通で、引き違いの戸はほとんどない。日本では、寝殿造では入口は扉式の妻戸であった。水平軸ではね上げる戸もあるが、これは建具というよりは動かすことのできる壁といったほうがいいのではないか。書院造で舞良戸などの引き違いの遣戸が用いられて正式の建具になってからは、民家でも引き違い戸が当たり前になった。


p76〜77
<[中国]対[韓国・日本]編>
 次は、中国に対して、韓国・日本に共通である住宅の部分・要素をあげよう。

 まず建物の配置であるが、中国では四合院に代表されるように、左右対称という大原則は歴史時代を通じて現在にいたるまで見事に貫かれている。ところが韓国の両班住宅・民家は左右対称ではない。日本も寝殿造は左右対称を理想にしていたのかもしれないが、実際には崩れていたし、書院造では全く左右対称ではない。というよりも、住宅に限らずすべての建物で左右対称を極端に嫌っているといった方がいいだろう。

 塀ないし外壁である。中国では四合院も、また、客家の土楼・囲屋も外側に外壁をまわして建物を閉鎖的に配置し、内側の中庭には開いた中庭式の構成である。敷地を画する塀は必要ないことになる。ところが、日本では寝殿では築地塀、書院造でも板塀など敷地の外側を塀で囲い、庭があり、その一角に建物があるという構成である。韓国の両班住宅も同じように塀で囲われた中に建物が配置されている。

 床の湯無も明確で、中国では土間または〇敷きで土足で住宅内部に入るのに対して、
韓国の両班住宅・民家でも日本の寝殿造・書院造・民家でも、床が張ってあって履き物を脱いで上に上がる。全地球的に見て、履き物を脱いで床に上がる韓国・日本は、いわゆる先進文明では非常に珍しい例といってよいだろう。


ウン 引き違い戸の説明は腑に落ちたが・・・さすがに歴史民族博物館である♪

『日本建築は特異なのか』1

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