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zoom RSS 『中国エネルギー事情』4

<<   作成日時 : 2017/06/14 06:12   >>

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<『中国エネルギー事情』4>
図書館で『中国エネルギー事情』という本を、手にしたのです。
6年前刊行でちょっと古くなったが、資源戦略、石炭や原発への依存度など、中国のエネルギー事情が興味深いのです。


【中国エネルギー事情】
中国

郭四志著、岩波書店、 2011年刊

<「BOOK」データベース>より
めざましい経済成長の続く中国は、いまや世界一のエネルギー消費国。「重厚長大」型経済の下、石油は国内生産では足りず、輸入に頼るとともに海外での開発・権益確保を推進、他方で石炭は環境汚染と地球温暖化への対応が問われている。さらに天然ガス、太陽光や原発も含め、この国の今後を左右するエネルギー事情を包括的に描く。

<読む前の大使寸評>
6年前刊行でちょっと古くなったが、資源戦略、石炭や原発への依存度など、中国のエネルギー事情が興味深いのです。

rakuten中国エネルギー事情


発電事業の動向を、見てみましょう。
p145〜148
■クリーン石炭火力発電
 中国初の石炭ガス化複合発電(IGCC)モデル事業となる華能天津IGCC発電所の建設がNDRCに認可され、09年に着工した。2010年には建設がピークを迎え、年末までに設備取付を完了、デバッグを行う予定である。中国が自前の知的所有権を持ち、世界でも最先端のクリーン発電技術が実質的に進展していることを意味することで、専門家たちは、同技術は「クリーン石炭火力発電」の方向を示すものと認識している。

 IGCCは「従来エネルギーに関する新たな手段」として、石炭ガス化技術と高効率のコンバインド・サイクルを組み合わせる先進的な発電システムであり、世界の先進的な火力発電技術で、環境保護性能に優れ、汚染物の排出量は一般火力発電所の10分の1、脱硫率は99%、NOXの排出量は一般発電所の15〜20%に相当し、ゼロ排出の達成に寄与する。

 現在、世界で稼動する石炭燃料・一定規模以上のIGCC発電所は5基あり、発電規模は約130万KWとなっている。このほか、建設中、計画中の各種IGCC発電所は40基以上あり、発電規模は約2000万KWに上る。これらの発電所は米国、欧州、日本などの先進諸国に建設され、そのうち17基は「クリーン石炭火力発電」技術を採用している。IGCC技術によってクリーン石炭火力発電が可能となるであろう。
(中略)

 中国の「クリーン石炭火力発電」技術・設備に関しては、一般の設備はいずれも国内で調達でき、独自の知的所有権を持っている。しかしながら、ガスタービンを独自に生産できない。国内企業による共同開発・調達や日米欧諸国からの協力を必用とする。

■始まるスマートグリッド事業
 「次世代電力網」といわれる「スマートグリッド」が注目されている。スマートグリッドとは、人工知能や通信機能を搭載した計測機器等を設置して電力需給を自動的に調整することにより、電力供給を人の手を介さず最適化できるゆにした電力網である・

 周知のように、グリーン・ニューディール政策を掲げた米国オバマ大統領の主な施策の一つがスマートグリッドであるが、その政策はエネルギー安全保障のみならず、経済の回復・振興のためにも、グリーンエナルギー産業の育成と同産業による雇用創出を狙ったものであった。

 中国でも、中央政府に直属する国家電網公司は、09年8月に、強力スマートグリッドを段階に分けて推進する戦略を発表したのに続き、10年1月、本格的なスマートグリッドの構築を推進すると発表、今後10年間の強力スマートグリッドの建設・完成を計画している。


『中国エネルギー事情』1:四つの問題点、原発大国から原発強国、日中エネルギー協力の可能性
『中国エネルギー事情』2:戦略目標と不確実性
『中国エネルギー事情』3:第6章 電力の需給はどうなっているか

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