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zoom RSS 『中国エネルギー事情』2

<<   作成日時 : 2017/06/12 14:58   >>

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<『中国エネルギー事情』2>
図書館で『中国エネルギー事情』という本を、手にしたのです。
6年前刊行でちょっと古くなったが、資源戦略、石炭や原発への依存度など、中国のエネルギー事情が興味深いのです。

ところで、帰って調べてみると、この本は3年ほど前に借りていたのです。・・・で、その2としました。

【中国エネルギー事情】
中国

郭四志著、岩波書店、 2011年刊

<「BOOK」データベース>より
めざましい経済成長の続く中国は、いまや世界一のエネルギー消費国。「重厚長大」型経済の下、石油は国内生産では足りず、輸入に頼るとともに海外での開発・権益確保を推進、他方で石炭は環境汚染と地球温暖化への対応が問われている。さらに天然ガス、太陽光や原発も含め、この国の今後を左右するエネルギー事情を包括的に描く。

<読む前の大使寸評>
6年前刊行でちょっと古くなったが、資源戦略、石炭や原発への依存度など、中国のエネルギー事情が興味深いのです。

rakuten中国エネルギー事情


中国の原発推進は、日本の安全にも重大に関わるわけで・・・・
そのあたりを見てみましょう。
p185〜189
<戦略目標と不確実性>
 エネルギー・セキュリティや地球温暖化問題への対応の観点から、世界的に原発への期待が高まっている。その中で、中国も石炭などの化石燃料起源の環境汚染への対処のために、一次エネルギーの供給に占める原発の割合を高めようと、その建設を積極的に推進している。

 中国は、持続可能な成長の制約を克服するために、石油・天然ガスの輸入拡大、海外権益確保の加速、再生可能エネルギーなど非化石燃料開発の強化など、エネルギー確保・環境負荷の軽減に努めている。その中で、エネルギー安全保障の視点から、石炭に依存する度合いを軽減し、とりわけ原発に力を入れようとしており、最近、その活発な原発建設の動きが注目を集めている。

 09年4月、中国は原発の「積極的開発」から「強力的開発」へと開発方針を転換した。2010年3月、政府は20年までに原発能力を4000万KWにするという目標を引き上げて8000万KWにすることにしている。

 10年12月時点で、中国の原発の設備容量は1079.8万KW、電源構成の中でわずか1.2%を占めているにすぎない。また、建設中の原発は25基、発電能力が2773万KW。稼動中の原発設備は13基(図参照)だが、その原子炉に関する自主開発技術・国産化はまだ低い。これまでに導入された原子炉は、国産設計、フランスから導入したPWR型炉、ロシアのVVER-1000(PWR型炉)、カナダのCANDU-6と様々である。

 現在、6ヶ所の原子力発電所で、ユニット13基が稼動しており、(中略)こうした中、中国原発も技術蓄積・成長により、国産化率が80%を越え、第二世代改良型から三門・海陽のように第三世代(AP1000)の技術を導入した原子炉の建設も本格化している。

 中国が原発建設を完成させると、原発能力は飛躍的に増加し、08年の7倍以上に拡大する。それによって、一次エネルギー消費量における原発の比率が現在の0.8%から8%にまで増加するのだ。

 原発建設・運営において、中国は積極的に外資・技術導入を行っている。例えば、09年12月に広東核電集団がフランス電力公社(EDF)と合併し、広東省台山原発有限公司を設立した。その合併は、相手の技術・運営管理ノウハウを吸収するためである。同発電所は、フランス側の欧州加圧水型原子炉(PWR)の第三世代技術を導入する世界で3番目の原子力発電所であり、第一期工事では発電機2基を建設、出力は175万KW、年間260億KWHの電力を供給、CO2排出量を年間約2300万トン削減できると見られている。

 今後十数年間で、原子力発電能力は現在の7倍超に拡大し、また、現在の日本の原子力発電能力を大幅に越え、2016年の日本の原子力発電能力をも上回ることになる。

 前述の中国の原発政策・戦略および動向から、次のいくつかの点を指摘しておきたい。まず、第一は、原発開発は地球温暖化の緩和、石炭依存型のエネルギー需給構造による環境問題の改善などの面で評価することができる。また、石炭への依存度が高い電源構成も改善されるであろう。

 次に、日本、世界の原子力発電設備並びに関連設備メーカーにとっては、商機が増える。世界金融危機の中で欧米や日本の関連企業にとっては、中国の原発導入の拡大が望ましいわけである。原発技術の開発・蓄積に伴い、中国も積極的に国際原発市場に参入し、海外原発基地の建設・直接投資などで海外進出しようとしている。

 また、中国の原発設備の大量導入により、ウランの需要が増大している。それにより、日本などのウラン調達にとって獲得競争がさらに厳しくなり、国際市場におけるウラン資源争奪の激化や中央アジア、オーストラリア、カナダなどウラン資源保有国のウラン価格が上昇することも予想される。

 さらに、中国における原発能力の短期間での急拡大については、人材養成、原子力の保安、設備の品質保証などの問題も懸念される。


 ウーム 中国の軍拡も脅威であるが、原発の増設もそれに劣らずに脅威である。なにしろ隠蔽体質の国だから、どんな故障が隠蔽されているのか分からないのが、怖い。

この記事も中国、韓国の原発事情3に収めるものとします。

『中国エネルギー事情』1:四つの問題点、原発大国から原発強国、日中エネルギー協力の可能性

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