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zoom RSS 『日本の「運命」について語ろう』4

<<   作成日時 : 2017/05/01 08:15   >>

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<『日本の「運命」について語ろう』4>
図書館で『日本の「運命」について語ろう』という本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、中国に関する記事が多いが・・・
浅田さんといえば、『蒼穹の昴』を著わしたように、中国の歴史に関して造詣の深い作家だったなぁ♪


【日本の「運命」について語ろう】
日本

浅田次郎著、幻冬舎、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
衆より個の利益を、未来より現在を大切にする今の日本。150年で起きたこの国の「変容」を、知の巨人が深い洞察力と明快な論理で解き明かす。驚きと発見に満ちた、白眉の日本人論。
【目次】
第1章 なぜ歴史を学ぶのか/第2章 父の時代・祖父の時代/第3章 中国大陸の近代史/第4章 明治維新が目指した未来とは/第5章 参勤交代から覗く「江戸時代のかたち」

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、中国に関する記事が多いが・・・
浅田さんといえば、『蒼穹の昴』を著わしたように、中国の歴史に関して造詣の深い作家だったなぁ♪

rakuten日本の「運命」について語ろう


日本人と中国人の違いあたりを、見てみましょう。
p137〜140
<朝貢貿易の結末>
 少し話が脱線しましたが、「正大光明」とは皇帝の心得です。
 正しく大きく輝かしく明晰たれ。これが子孫たちに残した順治帝のメッセージです。
 その裏に、次の皇帝の名前を書いた紙を隠していました。この指名システムそのものに狩猟民族のシビアさを感じます。

 農耕民族の「揉め事は起こさないほうがいいから長男相続」というのとは決定的に違います。これは日本人と中国人の資質において、今でもわかりやすい決定的な違いだと思います。

 私たち日本人はともかく丸く収めようと、みんな考えます。和の国ですよ、日本は。国土が狭くて人口が過密であるということがもともとの原因でしょう。しかもよそ者のやってこない環境ですから、同じメンバーで二千年も、稲作を中心にした農耕生活を続けてくれば、仲間うちの和を乱さない文化が出来上がります。

 私たちほど、たがいの諍いを嫌う民族は世界でも稀でしょう。
 その点、やはり中国は自己主張の国です。丸く収めようと考えるよりも、自分がこうだというなら徹底的に主張するのが中国人の気質です。
 よしあしとか、優劣といったことではありません。気質の違いが、妥協とか主張かといったところに表れているということです。

 ちなみに、この乾清帝や、公式な儀式をとり行った太和殿の王座の真上には、軒エン鏡と呼ばれる大きな銀色の球が吊りさがっています。実は「世界の中心はここだ」という意味なんです。これはガイドさんがあまり説明してくれないポイントですが、王座まで行ったら必ず上を見てください。
 自分たちが世界の中心という、中華思想のシンボルです。

 中華思想がすごいのは、中国は天命を戴く天子=皇帝が統治する、地上で唯一の国であるとしたところです。だから対等な国などなく、周辺の異民族はすべて文化の劣る蛮族とされました。
 
 だから外交といえば、臣下の礼をとった冊封国とのつきあいを意味するわけです。
 臣従した国は、宗主国である中国に貢物を献上します。これに対して、中国ははるかに多くの財物を下賜していました。これが朝貢貿易ですね。

 経済的には中国にとっては損なのですが、敵対関係になって軍備を整え、いつも戦争しているよりもずっとコストが低く抑えられるという現実的なメリットがありました。
 周辺の異民族が、中国よりずっと力が弱い時代なら、なかなか合理的な安全保障システムです。だからこそ長きにわたって続いてきたのですが、産業革命を経た西欧列強の覇権主義には通用しませんでした。

 歴史の大局から見れば、朝貢貿易の考え方から抜け出せなかったことが、清朝の滅亡へとつながっていったと言えるでしょう。

ウン 朝貢貿易が合理的な安全保障システムだったとは、言われてみれば納得するが・・・・西欧列強の覇権主義に対してはグーの音も出なかったのです。

『日本の「運命」について語ろう』1
『日本の「運命」について語ろう』2
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