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zoom RSS 『日本の「運命」について語ろう』

<<   作成日時 : 2017/04/29 06:52   >>

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<『日本の「運命」について語ろう』>
図書館で『日本の「運命」について語ろう』という本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、中国に関する記事が多いが・・・
浅田さんといえば、『蒼穹の昴』を著わしたように、中国の歴史に関して造詣の深い作家だったなぁ♪



【日本の「運命」について語ろう】
日本

浅田次郎著、幻冬舎、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
衆より個の利益を、未来より現在を大切にする今の日本。150年で起きたこの国の「変容」を、知の巨人が深い洞察力と明快な論理で解き明かす。驚きと発見に満ちた、白眉の日本人論。
【目次】
第1章 なぜ歴史を学ぶのか/第2章 父の時代・祖父の時代/第3章 中国大陸の近代史/第4章 明治維新が目指した未来とは/第5章 参勤交代から覗く「江戸時代のかたち」

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、中国に関する記事が多いが・・・
浅田さんといえば、『蒼穹の昴』を著わしたように、中国の歴史に関して造詣の深い作家だったなぁ♪

rakuten日本の「運命」について語ろう



アヘン戦争に対応できなかった科挙制度あたりを、見てみましょう。
p110〜113
<歴史ある巨大国家だけに後れをとった>
 千三百年以上にわたり、異民族の王朝になっても科挙制度が続いたのは、中国の広い国土を統治するために、有能な官僚が必要だったからです。身分に関係なく、優秀な人材を登用するという世界でも先進的な制度でしたが、先に述べたような過酷な試験だったら、幼いころから優秀な家庭教師をつけて勉強させられるような、裕福な層でないと受験できませんよね。長く続けば制度疲労も起こります。

 19世紀になると、大規模な社会動乱、経済停滞、食糧不足をもたらす人口の爆発的増加などに苦しんでいたところに、欧米列強がやってきました。

 貪欲に成長を続ける過程にあった当時の資本主義は、植民地経営が必然であると信じられていましたから、東洋の大帝国・中国の収奪は、列強にとってまさに地球上に残された最後にして最大の懸案だったのです。

 科挙に合格した選りすぐりのエリート官僚は、こうした世界の動きに対応できませんでした。
 歴史の示す通り、列強はつぎつぎと租界や租借地を作り、中国を蚕食していきます。租界というのは、都市の一画に設定され、治外法権や行政権をもつ外国人居留地ですよね。
 租借地とは条約によって借りている土地です。こちらはもう少し広くて植民地のように扱われあした。期限はありますが99年などという長期間で、総督や行政長官が派遣され、行政権
・立法権・司法権も含め統治権は借りた国がもっていました。

 列強による収奪の初期、沈香や白檀など、香木の産出港だったために香港と呼ばれるようになった小さな港町は、イギリスによってもぎ取られますが、そのやり口はひどかった。
 輸入超過に陥っている対清貿易を均等化するというわけのわからない理由で、インド産のアヘンが堂々と輸出され、またたく間に清国全土を侵していきます。

 1840年、清国側がそのアヘンを廃棄したことからアヘン戦争が勃発、もちろん正当性は清国にあるのですが、正義が必ず勝つわけではありません。
 イギリスはたちまち清の軍勢を蹴散らして、強圧的に香港の割譲を迫りました。清が返答に窮している間に大軍を香港島に上陸させ、まったく一方的に香港島の領有を宣言してしまいました。清は猛抗議しますが、イギリスは広東、上海へと軍を進めて、1842年8月、南京条約を締結して香港の領有を確定するのです。

 いわばアヘンの押し売りをきっかけにして戦争を仕掛け、国土をもぎ取ったわけです。 内乱が起こり、旱魃と洪水に見舞われ、疲弊したところに、外国から理不尽な戦争を仕掛けられたのですからたまったものではありません。

 世界史上でも最大の官僚選抜制度とも言える科挙によって、国を動かす立場になったエリートたちでしたが、結果としてこの動きに対応できなかったのです。論語をはじめとする四書五経は「過去の教え」です。西洋の産業革命以降に「発明」された資本主義に後れをとることになりました。
 
 日本は明治維新によって門戸を世界に開き、タイミングよく立憲君主制と議会制度をもった近代国家へと変身に成功しましたが、中国は巨大な国土と長い歴史をもつだけに舵を切るまで時間がかかります。いち早く列強に狙われたことと、帝政からなかなか脱せなかったところに不幸がありました。

ウーム 「過去の教え」にこだわった科挙選抜試験が、当時の時流からかけ離れていて良くなかったようですね。・・・まったく「早すぎた文明、早すぎた帝政」と言わざるを得なかったようです。
(どうも、読み方にバイアスがかかってまうで)

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