カツラの葉っぱ 大好き!

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ジャポニスム』2

<<   作成日時 : 2017/04/21 20:26   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

<『ジャポニスム』2>
図書館で『ジャポニスム』という大型本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、日本アイ・ビー・エム社の記念出版となっているが・・・
企業メセナであろうが、内容が充実していればいいのです♪


【ジャポニスム】
ジャポニスム

平凡社編、日本アイ・ビー・エム、1988年刊

<ブログ「いつも旅の途中」>より
1988年11月発行で、発行元は日本アイ・ビー・エム株式会社。
なぜ日本アイ・ビー・エムが美術の本かということは、最初のページの「ごあいさつ」に書いてあります。
同社は1979年以来、毎年、テレビ番組「IBM美術スペシャル」を提供していて、この年には、「ドガとロートレック〜モンマルトルのジャポニスム〜」を放送。
その記念として、この本が出版されたとのことです。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、日本アイ・ビー・エム社の記念出版となっているが・・・
企業メセナであろうが、内容が充実していればいいのです♪

日本アイ・ビー・エム美術スペシャル記念出版「ジャポニスム」


浮世絵の影響をドガとロートレックに、見てみましょう。
p120〜122
<ドガとロートレック:粟津則雄>
アブサンアプサント

 1877年の『アプサント』は、場末のカフェの一情景を描いた有名な作品だが、男女二人の客を画面の右上隅に寄せ、その前にテーブルをくの字形に並べた構図にも、明らかに浮世絵の構図法の影響を見てとることが出来る。このようにくの字ないしは対角線的構図は、たとえば広重の風景画などにおいていくらも見られるものだが、ドガはそれを風景ではなくさまざまな室内情景のなかで見事に生かしている。
(中略)

 ドガの80年代以降の重要な主題は裸婦である。彼は、あるいは身体を洗い、あるいは浴槽をまたぎ、あるいは髪をすくさまざまな裸婦の一瞬の姿を残酷に描き出している。彼は或るとき、アトリエを訪れた客にその裸婦図を見せながら「裸婦は、これまでいつも、あとでそれを見る人があることを予想したポーズで描かれていたんですが、私が描いたこれらの女たちは、自分の肉体的状態に含まれた事柄以外には、何の関心もない、正直で単純な人間なのです。ほら、これもそうです。彼女は足を洗っているのですが、まるで鍵穴からのぞいたようでしょう」と語ったということだ。
(中略)

ロートレック

 一方、トウールーズ=ロートレックは、1864年の生まれだから、ドガよりちょうど30歳年下ということになるのだが、彼にとってもっとも重要な先輩画家はドガであり、ドガと同様、浮世絵に強い興味を示していた。それどころか、彼は、ドガとともに、浮世絵をもっとも本質的なかたちで受入れた画家にほかならぬ。

 彼は、ポルティエ画廊やおさな友達ジョワイヤンがつとめていたグーピル商会などで、早くから浮世絵に接していたが、1889年のパリ万国博に数多くの浮世絵が出品され、翌90年には美術学校で大浮世絵展が開かれたというようなこともあって、浮世絵の魅力に強くとらえられるに到ったようだ。

 彼は、気に入った浮世絵を買いこみ、時には1枚ものの版画と自分の油絵を交換したということだ。彼のアトリエは、浮世絵ばかりでなく、箱につめた日本の小さな骨董品にあふれていたということだ。


『ジャポニスム』1 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『ジャポニスム』2 カツラの葉っぱ 大好き!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる