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zoom RSS 『移民の宴』2

<<   作成日時 : 2016/12/14 10:37   >>

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<『移民の宴』2>
図書館で『移民の宴』という本を手にしたのです。
「比較ごはん文化論的ルポ」という切り口が、いかにも高野秀行やでぇ♪



【移民の宴】
高野

高野秀行著、講談社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
突撃、隣の外国人の食卓。日本初の比較“ごはん”文化論的ルポ。
【目次】
成田のタイ寺院ーThailand/イラン人のベリーダンサーーIran/震災下の在日外国人/南三陸町のフィリピン女性ーPhilippines/神楽坂のフランス人ーFrance/中華学校のお弁当ーTaiwan/群馬県館林市のモスクーMuslim/鶴見の沖縄系ブラジル人ーBrazil/西葛西のインド人ーIndia/ロシアン・クリスマスの誘惑ーRussia/朝鮮族中国人の手作りキムチーKorean Chinese/震災直後に生まれたスーダン人の女の子、満1歳のお誕生日会ーSudan 

<読む前の大使寸評>
「比較ごはん文化論的ルポ」という切り口が、いかにも高野秀行やでぇ♪

rakuten移民の宴


中華学校のお弁当を見てみましょう。
p154〜156
―どうしてこんな連載を始めてしまったんだろう・・・。
 これが当時の私の偽らざる気持ちだった。
 日本に移り住んだ外国人の食生活を、個人の物語とその人が属するコミュニティ(民族、国家、地域社会)をからめながら描く―。


 欲張りすぎだ。おかげで取材が想像以上に大変なものになった。ふさわしい人や場所を探して選ぶだけでも手間なのに、西葛西のインド人IT技術者のように震災で9割が帰国してしまったり、欧米人に「取材協力で私にどんなメリットがあるのか?」と詰め寄られたりし、すんなり行くことがない。

 5回目にしてもう疲れてしまった。そして思った。「今回は台湾で休ませてもらおう」。第一章にも書いたが、私はアジア各国出身者向けの月刊新聞を出している「ニューコム」で記者兼編集者として働いていた。そこでダントツに取材が楽だったのは台湾人だ。何しろ話が早い。

 電話をかけるとろくに取材内容も確かめないで「ああ、いいですよ」と快諾してくれるばかりか「今日、来る?何時?」なんて言われることもしばしば。「あ、今日はちょっと無理なんです・・・」とお断り申し上げたりして、どっちが取材者かわからなかったほどだ。

 現場でも台湾のみなさんは気さくで親切。無理を聞いてくれるばかりか、「あの人に訊くといいんじゃないか」「こういう企画はどうか」などと提案までしてくれる。だからこの連載も「困ったら台湾」とジョーカーみたいに考えていた。で、早々とそのジョーカー放出である。

 ニューコムの藍社長に「どんなテーマが面白いかな」と相談したら、彼女は「中華学校はどう?お弁当なんかいいんじゃない?」と提案してくれた。最近は両親が日本人の生徒も増えているという。中国語と日本語以外に英語教育にも力を入れているからというインターナショナルスクール的な人気も博しているらしい。そういえば、中華学校は震災時にも在日台湾人の拠点となっていたし、一度行ってみたいと思っていたのだった。

 中華学校は全国に5ヶ所あるが、四ツ谷の東京中華学校に藍さんの子供が通っていて、校長先生を紹介してくれるという。
 素晴らしい。早速校長先生に打診したところ、予想通り、即決で取材許可が下りた。早い。今までの苦労が嘘のようだ。

 ちょうどその週末、新入生を歓迎する「園遊会」なる催しがあるというので、深いことは考えずに行ってみた。手抜き、いや、これが「考える前に動け」という台湾式だと自分に言い聞かせていた。

■台湾の屋台街を再現した園遊会
 日曜日のお昼頃、編集の河井さんと一緒に園遊会に出かけた。
 中華学校は四ツ谷駅から徒歩で5分くらいのところにあった。3階建ての横長の建物に広いアンツーカーの校庭というスタイルで、見た目は都心部のごく普通の学校と変わらない。

 園遊会というから、着飾った親子が優雅な音楽をバックにビュッフェ形式でお食事なんぞをするのかと思ったら、とんでもない。

 学校の体育館で、生徒、親、先生が点心や麺や豚肉の煮込みなどの屋台を出し、「小籠包、おいしいよ!」「こっちも食べて!」などと声を張り上げ、売り上げを競っている。お客はそれを買って歩きながら食べる。台湾で見る屋台街そのままだ。小学生から物を売ることを教えるというのが、実に台湾あるいは中国系らしい。


ここに出てくるニューコムの藍社長との交友については『アジア新聞屋台村』という本に出てくるのだが・・・・この社長がなかなか魅力的なキャラクターなんですよ♪


【アジア新聞屋台村】
アジア

高野秀行著、集英社、2006年刊

<「MARC」データベース>より
ワセダ三畳間にくすぶっていたタカノ青年、突然、新聞社の編集顧問に迎えられて…本邦初!自伝仕立て“多国籍風”青春記。

<読む前の大使寸評>
高野秀行さんの本は絶対に外れはないはずである♪・・・大使が断言します。

高野さんの初期の著作であり、まだ「間違う力」が育つ前なので、わりと真面目な直球勝負になっているようです。

rakutenアジア新聞屋台村
アジア新聞屋台村byドングリ


『移民の宴』1

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