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zoom RSS 『日本の起源』3

<<   作成日時 : 2016/11/21 00:10   >>

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<『日本の起源』3>
図書館で『日本の起源』という本を、手にしたのです。
與那覇先生の場合、夢のない結論におちつくことが多いのだが・・・
その論理が気になるので借りた次第でおます。


【日本の起源】
起源

東島誠×與那覇潤著、太田出版、2013年刊

<商品の説明>より
古代の天皇誕生から現代の日本社会までを貫く法則とは? 歴史学がたどりついた日本論の最高地点。
いつから私たちは「こんな国、こんな社会」に生きているのだろう。どうしてそれは変わらないのだろう。

<読む前の大使寸評>
與那覇先生の場合、夢のない結論におちつくことが多いのだが・・・
その論理が気になるので借りた次第でおます。

amazon日本の起源


東アジア、突き詰めると中国との間合いが、常に頭の中にあるので、次のくだりが気になるのです。
p132〜134
<東アジアと日本の動乱はつねにリンクする>
東島:たしかに、ここでも日本の歴史は東アジアの歴史と連動しています。

與那覇:非常に重要ですね。そもそも古代でも、唐朝成立(618年)の衝撃があったからこそ大化の改新(645年)が起きて、最後は朝鮮半島をめぐって白村江の戦い(663年)にまで至るように、中国大陸と日本列島の動乱はいつもリンクしていたと見るべきではないか。

 近現代に入っても同様で、たとえば朝鮮戦争が起きると、日本でも共産党が暴力路線に走って革命しようとするわけです。勝ち目があるわけじゃない、とあとから見たら絶対思うのですが、それでも半島で金日成同志が民族統一のために戦っているのであれば、日本でも米帝に対する革命を起こして支援しなくては、という話になる。

 この運動の挫折のなかから、歴史家として出発したのが網野善彦です。だから彼の『東と西が語る日本の歴史』は、「もし、西日本が外国に占領されて別の国になるという事態が、有史上あったとしたら」という問いかけで終わっている。日本のレジームチェンジはつねに東アジアの争乱とつながっているというか、逆に言うとそのつながりが遮断されるごとに、変革の季節は終わる。国内の体制変革の可能性が、いつも国外とのつながりに依存している。

 だからそういう国外とのリンケージ、国際的契機を重視する人のほうが、しばしば物騒なんですよね。対して国際的契機に疎くて、内向き志向の人のほうが平和だという構造も、日本史上ずっとあるのではないでしょうか。いまだと、意外とネット右翼が国際的契機にいちばん敏感ですし(笑)。普通の人にはどうでもいいような韓国や中国の小さなニュースを見つけてきて、「また日本がなめられた、許すまじ」とか逐一怒る。「別に中国とか韓国とか、興味ないわ」という人のほうが、平和は平和ですね。

東島:右翼も左翼も、物騒という点では同じだということですか。左翼系では、古代国家誕生における「国際的契機」を強調したのが、網野善彦の先輩格にあたる石母田正です。石母田の議論もまあ物騒といえば物騒ですが、石母田には強靭な自己批判力があった。そこはやはり根本的に違いますよ。

 も一点付け足せば、その話は結局「島国だから」で片がつく感じがしないでもない。物騒なほうは「日本が島国だから」、それで無関心のほうもまた「日本が島国だから」。どっちにせよ、いちおうの説明はついちゃうわけでして・・・・(笑)。

與那覇:島国論と並んで巷間よく耳にするのは、「黒船がないと日本では変化が起こせない」という言い方ですよね。そう口にするとき、人々は普段明治維新以降しか考えていないけど、黒船の出港地を西洋に限らないなら、古代以来ずっと、日本社会は「東アジアの黒船」の去就に左右され続けてきた。

東島:やはりそこが重要なんだと思う。変数として西洋ではなく東アジアを捉えようというところが。ただこの見方もまたある種の島国史観というか、世界地図の中心に日本を据えて考えているようなところがあって、結局、やっていることは右も左もナショナル・ヒストリーじゃんという、いまとなっては懐かしい、酒井直樹さん流の国民国家批判を思い起こしますね。

 あと注意しておいたほうがよいと思うのは、与那覇さんの言われる「日本の国内秩序は、実は東アジア情勢の関数」という状況は、逆じゃないかと思わせるケースが少なくないという点です。歴史上、日本の側が変数となって東アジアをかきまわしてきたことも事実ですから。

 豊臣秀吉が1592年に「豊太閤三国処置」、いわゆる三国国割計画を掲げて朝鮮侵略をはじめたのもそうですが、さきの南北朝時代の話も、倭寇を軸に見れば、日本側が変数となっている面が非常に濃厚です。だから戦争が絡むと状況は逆転するわけで、それこそ近代までそうでしょう。


世界地図の中心に日本を据えて考えるのは、ある意味自然なことであるが・・・それを島国史観と言われてもなあ。

『日本の起源』1
『日本の起源』2

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