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zoom RSS 『日本の起源』2

<<   作成日時 : 2016/11/20 14:01   >>

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<『日本の起源』2>
図書館で『日本の起源』という本を、手にしたのです。
與那覇先生の場合、夢のない結論におちつくことが多いのだが・・・
その論理が気になるので借りた次第でおます。


【日本の起源】
起源

東島誠×與那覇潤著、太田出版、2013年刊

<商品の説明>より
古代の天皇誕生から現代の日本社会までを貫く法則とは? 歴史学がたどりついた日本論の最高地点。
いつから私たちは「こんな国、こんな社会」に生きているのだろう。どうしてそれは変わらないのだろう。

<読む前の大使寸評>
與那覇先生の場合、夢のない結論におちつくことが多いのだが・・・
その論理が気になるので借りた次第でおます。

amazon日本の起源


最後に現代(平成)のあたりを見てみましょう。
p330〜331
<混乱の平成へ、そして歴史学は何をすべきか>
與那覇:「無理な背伸びをせず、安定した停滞状況をまったりと生きたい」というのが、江戸時代に仮託された日本人好みの秩序です。しかし、その安定を許してくれる国際関係が、歴史上そんなに多くなかった。南蛮船を追い払ったらしばらく来なくなりました、という近世半ばの1世紀強と、冷戦体制の下で再び擬似的な鎖国状況に置かれた20世紀後半だけ。

東島:結局、日本列島、網野善彦ならば「花サイ列島」の地政学的な特性に由来するという話になってしまいますね。

與那覇:海で外界と隔離された島国だったおかげで、いまある社会や夢見る秩序の内容を変えなくても、ずっとやっていけそうだと幻想できたわけですね。しかし、まさに島国で国力のポテンシャルが限られているがゆえに、何かあったら対応しないといけない。

 普段はのんきに寝てるけど、起こされたときはいつも大変だった。ペリーに叩き起こされたあと、「どうなってるんだ、これは」と死ぬ気で変化に対応し続けて、ようやく1970年ごろからまた寝られるようになったのですが、平成に入って再び叩き起こされて、でも夢の中身は以前と同じままで、あわてふためき続けていると。

 社会人向けのセミナーなどで『中国化する日本』を読んでくださった方とお話しすると、かならず言われるのが、「江戸時代的な日本のしくみが行き詰まっているという、あなたの説はよくわかった。でも、それだと希望がなさすぎる。なんとか、日本の独自性や伝統、日本の本来のよさを生かしながら、やっていく道はないでしょうか」というご質問なんですよね。そういうとき、いつも悩みます。さすがに「ないです」とは言えない半面、自分で信じていない「日本の可能性」をでっちあげるわけにもいきませんから。

 だからお答えするのは、「日本人が『日本的』だと思っているのは、じつは日本史のうち『江戸時代的』な一部分だけで、日本史の全体を見ればそれ以外の要素、場合によっては180度正反対の部分だってたくさんありますよ」ということです。

 その部分のことを、同書では中国化の局面だと呼んだのですが、この対談であきらかになったのは、江戸時代的なバッファー秩序への回帰幻想は古代にまで遡るルーツを持つと同時に、それが現実態として実体化される瞬間は、近世の中でもごく一部にすぎないという事実でした。それ以外は、ずっと実現することのない可能態としてのみ、日本人は「日本的なるもの」を夢見て生きてきただけで、しかも儒教的君主としての天皇親政の幻想のように、その内容はしばしば中国的なそれとすり替わることすらあった。

 そこまで含めて私たちの国の歴史だし、逆にいえば、日本人が抱きがちな理想は「実現していないことのほうが常態」だと考えることで、私たちは先人と同じようにまだまだやっていける。ただし、その理想像のなかにある独特の歪みや、実現を焦って犯したさまざまな過ちを反省の糧としながら、今日の日本の起源がどこにあるのか、という問いは、そういうふうに読み替えられるべきなのでしょう。


「日本的なるもの」が、中国的なそれとすり替わることすらあるだって・・・
聞き捨てならないが、なにやら観念的で難しいがな。
歴史学とはこんなものなのか・・・ワカラン。

『日本の起源』1

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