カツラの葉っぱ 大好き!

アクセスカウンタ

zoom RSS 国家は常に秘密主義に傾く B

<<   作成日時 : 2013/11/30 09:59   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

<国家は常に秘密主義に傾く>
 AP通信社長がインタビューで「オバマ政権も陥る過剰な情報統制、独裁政権並み行為」と説いているので、紹介します。

AP
(AP通信社長へのインタビューを11/30デジタル朝日から転記しました…無料で見せるのが木鐸というものでは?)


 米国のオバマ政権が、どうもおかしい。報道機関の情報源が罪に問われることが相次ぎ、世界最大の通信社のひとつ、AP通信も取材先との通話記録を大量に押収された。何でも隠したがる政府と向き合い、知る権利を主張し続ける同社の社長は言う。国家は常に、秘密主義に傾くものなのです、と。

Q:米司法省に通話記録を押収されたことを、どう考えていますか
A:司法省は、完全に無関係なものも含めた数千ものAP通信の通話記録を収集しました。通告なしに秘密裏に行われたことや、過度に広範囲であったことから、これは(報道の自由を保障する)合衆国憲法修正第1条に違反した行為だったというのが私たちの考えです。

 もし通話記録の押収を通告していたら、(AP通信に情報を伝えた)政府関係者に捜査情報が伝わっていただろうと当局は言うでしょうが、そもそも捜査は公然と行われていたし、情報漏洩者も捜査を知っていたので、この言い訳は成り立ちません。このケースで通告なしの捜査を許せば、あらゆる場合に適用されてしまう。これは正義ではない。

 司法省には、通話記録を将来にわたって完全に保秘し、いかなる他の目的にも使用しないことを求めました。要求を受け入れるという回答は得ましたが、すでに彼らの手元にある通話記録に対して、私たちはどうすることもできません」

Q:捜査による悪影響は?
A:正直に言えば、AP通信の報道を支える様々な分野の情報提供者の口が重くなりました。それはそうでしょう。押収で名前や電話番号が政府に渡れば、行動を監視されるかもしれない。新たな情報提供者を見つけることも難しくなっています。
 
 このことは政府には好都合かもしれませんが、メディアにとっては危機的な状況です。もし非公式の情報提供者を得られなくなれば、報道は公的な情報だけを頼ることになる。つまり政府が知らせたいことしか報じられなくなる。これは合衆国憲法の起草者が思い描いていた状況では決してないでしょう。

Q:リベラルを掲げるオバマ政権ですが、情報統制はブッシュ政権より後退したという声もあります
A:私たちは特定の政治的立場には立ちませんし、政権の狙いも分かりません。ただ、ひとつ例を挙げると、オバマ政権はホワイトハウスでもメディアのカメラマンを閉め出し、公式カメラマンの撮影した写真をメディアに配布することが多いですね。一事が万事、オバマ政権の秘密主義的な傾向が感じられます。

 APの通話記録押収で、政府は人々にこう宣言したようなものです。『もしメディアに何かを話したら捕まえるかもしれないよ』と。これは報道に萎縮効果をもたらすでしょう。あの捜査は、世界の独裁的政権がいかにもやりそうな行為でした。『米国政府も同じことをしているんだから、自分たちだってしてもいいだろう』と独裁者たちは言うに違いありません。こんなことは間違っています。米国こそ、権力の弾圧なしに言論の自由が保障される見本になるべきなのに。
    ■     ■

Q:事件発覚後、オバマ政権に対して、どんな主張をしましたか
A:私は、情報漏洩捜査のガイドラインを改善、強化することを司法省に求めました。情報漏洩について捜査をする権利を政府が持っているということは私たちも認めますが、ルールに従うことが必要です。オバマ政権は、過去のいかなる政権よりも情報漏洩についての捜査を強引に、かつ秘密裏に進めてきた。

 オバマ大統領は、エリック・ホルダー司法長官にガイドラインを改善するよう命じ、7月上旬に新しいルールができました。それには私たちが要求したものが、実質、すべて盛り込まれました。つまり、原則的にすべての捜査で事前通告をすること、捜査令状の有効性について裁判所の判断を仰ぐことができるようにすること、ジャーナリストが報道目的の情報収集に関して訴追されないことを保証すること、などです。

Q:オバマ政権が、すぐに改善に応じたのは、なぜでしょうか
A:この事件が世界中で報じられ、大きな反響があったことで、オバマ大統領も司法長官も驚いたようです。この件では、民主党も共和党も珍しく一致して政府を批判しました。メディアを弾圧するような体制であると見られることは、大統領だって決して望んではいません。政府は、私たちの要望に対して、すぐに反応しました。私は、これを高く評価したいと思っています。この新しいルールは今後、ジャーナリストを守る武器になるでしょう。

 ガイドラインは通話記録だけでなく携帯メール、Eメールも含めたものです。古いルールはインターネット登場前のものだったので、刷新する必要がありました。通常、米国では法律を制定するのに大変時間がかかりますが、この件では数カ月で劇的に変化しました。災い転じて福となすというところだと思います。
    ■     ■

Q:日本では、政府が「何が秘密か」を決められる特定秘密保護法案が衆院で可決されました。日米ともに政府が情報を隠す傾向が強まっているようです
A:すべての政府は過剰に機密扱いにする傾向があります。オバマ政権がそうであるように、その資格も必要もないのに、実に多くの文書が機密となっています。国益のために保護しなければならない情報があることは認めますが、バランスが重要です。政府は常に秘密主義に傾くものです。だからこそ、人々が民主主義に基づいて意思決定する際、その判断のために必要な情報を得られるよう、メディアがカウンターバランスを取ることが重要です。

 いくら政府が過剰な機密扱いを続けても、これからもメディアへの情報提供は続くと思います。米国では、秘密情報を扱う人間は数百万人いると言われています。メディアは最近、批判されることも多いですが、政府のやり過ぎをチェックできる力を持っているのは、メディア以外にありません。これはメディアの力であり、人々の力です。

 特に今日、政府は驚くべき情報技術を持ち、かつてないほど、市民とその通信の内容を監視する能力を得ています。この政府の強大な力に対抗するためにも、メディアはもっと力を付けないといけないし、権力に釣り合うような技術を身につけなければいけないでしょう。

Q:確かにスノーデン問題では、米国が国内外の情報を手広く収集していることがはっきりしました
A:この問題が明らかになったとき、オバマ大統領は『議論を歓迎する』と言いました。しかし、言葉通りに行動しているようには見えません。必ずしも機密情報を全面的に明かさずとも、国家の振る舞いがどうあるべきか、国民を交えた議論はできるでしょう。民主主義国家が政策を決定する際には、国民の意見というインプットが必須です。

 国家の安全保障と言論の自由の関係は、常に緊張をはらみます。それは宿命であり、どちらかが圧倒的に正しいということはあり得ない。政府は秘密を持とうとし、メディアはそれを暴こうとする。このバランスが重要です。
    ■     ■

Q:ところで、AP通信は昨年、平壌に支局を設置していますが、北朝鮮の報道統制はどう考えますか
A:10月に初めて平壌を訪問しました。北朝鮮当局は私たちの報道内容の検閲はしていませんが、一方で政府の情報源への接触は極めて限定しています。ただ、これは、今まで話したように米国も含め、大なり小なり、すべての政府がしているともいえる。この強固な障壁をジャーナリズムが壊すことを期待しています。

Q:情報のコントロールに立ち向かうという点で、デジタル時代特有の課題は何でしょうか?
A:ユーザージェネレーテッド・コンテンツ(利用者が提供する素材)が今後ますます、メディアにとって必須の手段になるのは間違いありません。飛行機が墜落した時、仮に記者がいなくても必ずスマホを持った人がそこにいる時代です。

 そこで問題となるのは、一時、スノーデン氏の偽情報が出回ったように、提供された写真や映像が偽造されたものかもしれないということです。情報をコントロールしようとするのは国家だけではありません。紛争が起きているところ、敵対勢力の印象を悪く見せたいという強い動機があるような地域では、偽造写真や映像が出回りやすい。AP通信では、偽造を見破る専門家チームを設立し、太陽の位置、影の向き、時間など、真偽を判定する具体的な技術を積み上げています。

     *
 Gary Pruitt AP通信社長 57年生まれ。2012年7月に全米最大の通信社、AP通信の社長、最高経営責任者(CEO)に就任した。米新聞協会元会長。

<取材を終えて>
 5年前の大統領選でオバマ氏の理想に満ちた言葉を聞き、この国も風通しがよくなると思った。だが、その後の体たらく。世界中で盗聴し、政府の情報は隠せるだけ隠す、これが超大国の性なのかと思う。権力は常に隠したがる。理想を追う指導者もその本能からは逃れられないのだろう。日本政府も例外のはずがない。(ニューヨーク支局長・真鍋弘樹)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
国家は常に秘密主義に傾く B カツラの葉っぱ 大好き!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる